梅田ロフト（大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111）1階ロフトマーケットで1月8日、原画展示を中心とした「安野モヨコと『オチビサン』展」が始まった。

「鼻下長紳士回顧録」のパネル

　2007年4月から毎週月曜、朝日新聞朝刊生活面で連載する「オチビサン」の単行本第6巻の発売を記念し開く同展。日本の四季の移ろいと生活を描いた1ページ漫画で、ほのぼのとしたストーリーとステンシルをアレンジしてスタンプで色を重ねて着色する柔らかい色使いが特徴。

　同展では、同作の原画7点の展示や複製原画販売、作画技法を紹介するパネルなどを展示。同作公式ショップ「まめつぶ屋」の「オチビサンカレンダー2014」（1,050円）、手拭い（1,764円）、一筆箋（451円）などのグッズも販売する。「キリの箱に入った無鉛クリスタルガラスのうすはりタンブラー（3,685円）など、モダンかつエレガントな女性をコンセプトにしたコラボ商品などもそろえた」と販売促進スタッフの渡辺義幸さん。

　「新しい作品もあらためて知ってもらいたい」と、漫画誌「FEEL YOUNG」（祥伝社）で昨年から連載を始めた「鼻下長紳士回顧録（びかちょうしんしかいころく）」の巨大パネルや、イラストシリーズ「キモノガール」の複製原画なども展示。「働きマン」「さくらん」「シュガシュガルーン」など、人気書籍の販売も行う。今月20日には第6巻の発売を記念して、サイン入りの「オチビサン第6巻」30冊を限定販売する。

　「新聞紙面では分かりにくい細かい作業を経て作られているので、その辺りを原画で見ていただけたら」と渡辺さん。「今回のために描いてもらった原画もあり貴重な展覧会になったのでぜひ足を運んでもらいたい」と話す。

　開催時間は10時30分～21時（最終日は18時まで）。入場無料。今月22日まで。