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京阪電車「中之島線」開業5周年-臨時列車を運行、記念グッズも

臨時列車「中之島線開業5周年号」

臨時列車「中之島線開業5周年号」

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 京阪電気鉄道(大阪市中央区)と中之島高速鉄道(同)は中之島線開業5周年を迎えた10月19日、記念イベントを開催した。

中之島駅ホームでは臨時列車を撮影する人の姿も

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 中之島駅~天満橋駅間約3.0キロの区間に、「中之島駅」「渡辺橋駅」「大江橋駅」「なにわ橋駅」の4駅を新設し、2008年10月19日に開業。これまで鉄道が通っていなかった中之島西部地区を含む東西の軸で、大阪市内の交通ネットワークの充実を図る路線として開業した。昨年10月に調査した平日1日の乗降客数は、中之島駅=約1万1000人、渡辺橋駅=8963人、大江橋駅=6825人、なにわ橋駅=3485人。

 各駅は周辺建造物と合わせ、駅ごとに違うデザインを採用。中之島駅は中之島全体の象徴である木を使い、渡辺橋駅はオフィス街に位置することから未来をイメージする金属材、大江橋駅は近くに大阪市庁舎や日本銀行大阪支店があることから石を使い、なにわ橋駅は地上入り口を安藤忠雄さんが設計、ホーム壁面には大阪市中央公会堂をイメージしたレンガ調の素材を使っている。中之島線4駅と開業日から運転を開始した3000系は2009年にグッドデザイン賞を受賞。3000系車両は鉄道友の会のローレル賞も受賞している。

 19日に開催した記念イベントでは、通常は交野線を走る10000系「きかんしゃトーマス号2013」を使った臨時列車を運行。「交野線のトーマス号が中之島線を走る風景、普段交野線まで乗りに行かない方も身近な駅で見られるのが今回の特色」と広報担当の大原聡史さん。中之島-樟葉間を走り、停車時間の長い中之島駅では5周年記念のヘッドマークを付けた同車両を撮影する人の姿が多く見られた。

 中之島駅改札外のコンコースでは、オリジナルグッズの販売会を開催。開業時に発売し、完売となった駅名ストラップの復刻版(630円)や、中崎町の注染手ぬぐい「にじゆら」とコラボレーションしたオリジナル注染手ぬぐい(1,000円)、オリジナルクリアファイルセット(2枚セット、2種各500円)などを販売。限定グッズもあり、販売会開始前からコンコースには行列ができた。販売会は15時まで。インフォメーションギャラリーでは、各駅や開業後に開催したイベントの様子などを紹介するパネル展を開催している。11月4日まで。

 天満橋駅構内の「パナンテ」、渡辺橋駅構内の「MINAMO」各店舗では、5周年を記念した特別メニューなどを11月1日まで提供する。

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