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「堂島リバービエンナーレ」開幕へ-「水」をテーマに国内外39作品

作品を展示するパテーションは水の構造分子の角度にちなみ104.4度に立てた

作品を展示するパテーションは水の構造分子の角度にちなみ104.4度に立てた

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 堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1、TEL 06-6341-0115)で7月20日より、「堂島リバービエンナーレ2013 『Little Water』」が開催される。

ヴォルフガング・ライプさん「通路-インサイド、ダウンサイド」

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 2009年に森美術館館長・南條史生さんをアートディレクターに迎え、「リフレクション:アートに見る世界の今」を開催した同展。今年は、台湾出身のキュレーター兼アートコレクターとして活動するルディ・ツェンさんをアーティスティックディレクターに迎え、会場の前を流れる堂島川にちなみ、「Little Water」をテーマにした作品を展示する。

 「初めて会場を訪れたときに目に飛び込んできたのが堂島川の素晴らしい景色。第2回のエコロジーのテーマを引き継いで発展させていければ」と話すツェンさん。人々の生活で重要な役割を果たしている「水」にまつわる作品を、「天然資源としての水」「水の持つ洗浄と浄化作用」「儀式や宗教で使う水」「水の持つ記憶や体験」「水が果たす国境を越えた境界線」「形を持つものと持たないもの」「人々や家庭、コミュニティーをつなぐ水」の7つのテーマで集めた。

 入り口には、リー・ミンウェイさんの「動く花園」を展示。作品には毎日150本のバラを飾り、「次の目的地に向かう途中に寄り道をし、寄り道した先で知らない人にバラをあげる」ことを条件に1本持ち帰ることができる。バラを持ち出すことで作品が外につながり、知らない人との連携ができることを意図したという。

 会場中央には、米やミルクなど自然界のものを素材にしたヴォルフガング・ライプさんの作品を展示。言葉と静止画を一体化させたダグ・エイケンさんの作品や、ヨット競技の選手として活躍したチャールズ・リムさんの「漂流」をテーマにした作品、水が落ちて波紋ができる様子で星空を描いた篠田太郎さんの「銀河」、コンピューターで3次元空間をつくり、水を再現して5台のプロジェクターで映し出すチームラボの「憑依(ひょうい)する滝」などが並ぶ。展示会場では、水の分子構造の角度104.4度にちなみ、壁の角度を104.4度に立て作品を展示している。

 ベニス・ビエンナーレで金獅子賞を獲得したスーメイ・ツェさんは、サボテンを人物に見立てた「三賢者」を同展のために制作。八木良太さんは氷でレコードを作り、1日3回再生。室温でレコードが溶け、音がゆがんで水になる様子を表現している。

 金氏徹平さんのコーヒーの染みでジオラマ風の作品を作ったものや、写真家・畠山直哉さんが渋谷の下水を撮影したものなど、それぞれの手法で「水」を表現した作品が並ぶ。「老若男女、広い層に楽しんでいただける展示を心掛けた」とツェンさん。

 開館時間は11時~19時。入場料は、一般=1,000円、高校・大学生=700円、小・中学生=500円。8月18日まで。

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