JR大阪駅に直結する大阪ステーションシティ(大阪市北区梅田3)で11月16日、イルミネーションイベント「大阪ステーションシティ Twilight Fantasy ~イルミネーションと音楽の共演~」が始まった。
施設内5つの広場で展開するイルミネーションは、オーケストラの音楽と合わせたものや音楽モチーフの装飾を施すなど、光と音の共演で幻想的な空間を表現。合計約16万球のLEDで彩る。
橋上駅3階~5階へ続く大階段にはレッドカーペットが登場し、階段を上った「時空(とき)の広場」には、オーケストラハウスをイメージした幅20メートルの光のアーチとシャンデリア、22本のドレープカーテンをイメージしたポールを設置。ノースゲートビルディング2階の「アトリウム広場」には、オーケストラのシルエットが映し出されたギフトボックスの上に高さ10メートルのクリスタルツリーが登場した。同広場から見えるシースルーエレベーターには、オーケストラハウスのバルコニー席に見立てた装飾を施す。同ビル11階の「風の広場」には、水に囲まれた花壇に蛍光色の音符の装飾が施され、木々はLEDで彩られている。
サウスゲートビルディング1階、国道2号線に面したビル外壁には、来館者を迎えいれるような高さ30メートル、幅28メートルのきらびやかな劇場ファサードが登場。同ビル15階の「太陽の広場」には、梅田エリア一帯で開催される「スノーマンフェスティバル」と連動し約100体のスノーマンが集合した。
5つの広場では毎日20分に1回、オーケストラの音楽に合わせてイルミネーションが点滅する「光と音のスペシャルタイム」を実施。開催期間を4つに分けて流れる音楽を変え、何度来場しても楽しめるよう工夫した。
初日の16日には時空の広場で点灯式が行われ、登壇した代表者が指揮棒を振り下ろすとイルミネーションが点灯。会場からは歓声が上がった。イルミネーションが点灯した会場では日本センチュリー交響楽団の生演奏に合わせ、アーサー・マレー大阪ダンススクールのメンバーがワルツを披露。駅上に現れた舞踏会会場に通行人らが見とれていた。
期間中、突然サンタクロースが現れ歌とダンスを披露するサプライズ演出や、12月29日には「時空の広場」でイルミネーションと共演する「第九コンサート」を開催。最終日の来年1月20日には、オーケストラの名曲をクラブミュージック風にアレンジし、フィナーレライブパーティーを予定する。
点灯時間は17時~23時。来年1月20日まで(一部装飾は12月25日まで)。