何でも聞いてや!-天神橋筋商店街で学生ボランティアが町案内

天神橋筋2丁目入口付近で案内をする伊藤佐和子さん(左端)と飯島匠さん(左から2人目)(いずれも関西大学社会学部4回生)

天神橋筋2丁目入口付近で案内をする伊藤佐和子さん(左端)と飯島匠さん(左から2人目)(いずれも関西大学社会学部4回生)

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 天神橋筋商店街(大阪市北区天神橋)で9月8日より、関西大学社会学部の学生のボランティアによる「天満天神・町街人(まちがいど)」が始まった。

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 同商店街の1丁目~3丁目約1キロメートルの区間の3カ所で、観光客や通行人に対して道案内や店紹介、周辺の歴史などについて案内する。「なんでも聞いてや!」と大きく書かれた旗を持った町街人が歩きながらの案内も行なうという。

 天神橋筋商店連合会の土居年樹会長によると、2006年9月15日の「天満天神繁昌亭(天神橋2)のオープンをきっかけに、初めて商店街を訪れる人たちや遠方から来る人たちが増え、もっと街の面白さやあたたかさを伝えたい。地図を置いてあるだけでは伝えきれない」と感じたことがガイド開始のきっかけ。

学生たちは今年夏ごろから約10回にわたり、町を実際に歩き名物店に立ち寄ったり、周辺の歴史や、接客応対を学ぶなど勉強会を重ねてきた。そろいの作務衣の背中に大きく書かれた「町街人」のロゴは、学生たちの手で考案されたという。

 町街人の一人である伊藤佐和子さん(関西大学4回生)は「今は4回生が中心だが、うまく下の学年の人たちにバトンタッチしていきたい。ほかの大学の人たちにも声をかけ、町街人の輪を広げるのも自分たちの課題」と話す。「最近はメールに頼りうまく人としゃべることができない学生にとっては、人間学を学ぶ機会」(土居会長)とも。

サービスは原則として土曜・日曜・祝日の昼ごろ~18時ごろまで行なわれ、「親切なもてなしのある商店街の顔となれば。目指すのは商店街のコンシェルジュ」と土居会長は期待を込める。

天神橋筋商店街1丁目2丁目3丁目

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