阪神コンテンツリンク(大阪市福島区)は4月28日~5月6日、関西の鉄道各社が一堂に会する鉄道イベント「鉄道甲子園」をハービスHALL(北区梅田2)で初開催する。
「関西の鉄道が一堂に集まること」「関西から新しい鉄道イベントを発信すること」をコンセプトに開催する同イベント。現在、関西での鉄道イベントは10月14日の「鉄道の日」に各社がそれぞれ開催するものだけで、共同で開催するイベントはなかった。鉄道グループ会社が主催する鉄道関連機器が集まるイベントは関西で初めて。
イベントには、近鉄電車、京阪電車、南海電車、JR西日本、阪神電車、阪急電鉄が参加。会場は「体験ゾーン」「展示ゾーン」「販売ゾーン」で構成する。
体験ゾーンでは、阪神電車の教育用運転シミュレーターが登場。実際に運転士の教育に使用しているもので、教習所からの持ち出しや一般公開は今回が初めて。阪神電車の運転席のモックアップでは、運転台に座ったり方向幕や車掌マイクの操作を体験したりできる。
0系新幹線で実際に使用していた運転席や客席に座ることも可能。阪急電鉄では車掌室体験、近鉄電車ではパンタグラフ操作体験など、各社とも車庫や限られた場所でしか見られない展示物を集め、ファミリーが楽しめるコンテンツを用意した。山陽・九州新幹線の「さくら」「みずほ」、500系などの20分の1大型模型やパネルも展示する。
展示ゾーンでは、各鉄道会社のプラレール車両やNゲージがジオラマの上を走行。「販売ゾーン」では、各鉄道会社のオリジナルグッズやプラレールなどを販売。フェースタオルやトートバッグ、文房具など、同イベント限定グッズも販売する。三陸鉄道の写真を使った展示コーナーも設置し、同社のオリジナル商品も販売。売上金全額を寄付するという。
「『鉄道甲子園』を日本各地で開催し、このイベントが関西発の日本で一番のイベントになることを目指したい」と同社担当者。
開催時間は10時~18時。入場料は、大人=1,000円、3歳~小学生=700円。