阪神梅田駅で「えべっさん」をPR-「戎舞」披露、大熊手の贈呈も

毎年楽しみにする人も多い「十日えびす」PRイベント

毎年楽しみにする人も多い「十日えびす」PRイベント

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 阪神梅田駅東改札口前で1月6日、今月9日~11日に西宮神社で執り行われる「十日えびす」のPRイベントが行われた。

3人で1体を操る淡路人形芝居

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 新春恒例となった十日えびすのPRと電車の安全運行を祈願する同イベント。縁起の良い「戎舞(えびすまい)」の披露や、非売品のトラッキー人形付き熊手の配布が行われることから、毎年来場する人も多い。2010年からは難波・奈良方面からの来場も見込み、梅田駅、大阪難波駅の2カ所でイベントを開いている。

 イベントでは、淡路人形座による「戎舞」を披露。淡路人形芝居は約500年前、西宮の傀儡師(かいらいし=人形操りを業とする者)である百太夫が淡路島に伝えたもので、現在の文楽人形浄瑠璃の元祖とされるもの。「戎舞」は、えびす様が庄屋を訪れ、世界平和や豊漁・豊作、海の安全を肴(さかな)に酒を飲み、酔っ払って漁に出てタイを釣り上げる縁起のいいストーリーで、観客からはえびす様が願い事を言って酒を飲み干す度に拍手が起こった。

 被災地で公演した淡路人形座の吉田史興さんは「復興は進んでいなかったが、そこに住んでいる人たちは笑顔で逆に勇気づけられた。笑顔は大事。西宮えびすで福をもらって、笑顔で一年を過ごしてもらえたら」と話す。戎舞披露の後には、西宮神社の巫女(みこ)が梅田駅駅長に大熊手を贈り、運行の無事を願った。

 十日えびすでは、前日の8日に特大マグロを奉納する「大マグロの奉納」、9日14時からは日本最古の温泉・有馬温泉の金泉を奉納する「有馬温泉献湯式」、10日6時からは赤門が開くと同時に約5000人が走り参る「開門神事福男選び」が行われる。期間中、約800軒の露店が軒を連ね、毎年約100万人が参拝に訪れにぎわう。

 8日には阪急梅田駅1階で福娘が福ザサを授与するキャンペーンも行う。

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