北浜のアンティークカフェバーで絵はんこ教室-年賀状作成に向けて

奥田扇久さんが制作した絵はんこ

奥田扇久さんが制作した絵はんこ

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 絵画個展やライブ、紅茶教室など多彩なイベントを開催している「アンソリットギャルリー&カフェバー フレイムハウス」(大阪市中央区淡路町1、TEL 06-6226-0107)で12月9日、オリジナル絵はんこ教室が開催された。

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 同店の店内はアンティーク家具や昭和のポスターで飾られた懐かしい雰囲気で、1階をカフェバー、2階をギャラリーとして営業。1階ではレコードプレーヤーから流れる懐かしい音楽とともに幅広い年代の客がお酒を楽しみ、2階では定期的に行われるウクレレ教室やピアノ教室などのイベントがほぼ毎日行われている。

 今回の絵はんこ教室は、これまでも不定期に開催されているもので、奥田扇久さんが講師を務める。始めに作品集や画集などを見ながら図案を考え、それぞれにオリジナルの下絵を作成。図案が完成したら転写ではなく直接石に下絵を描き、奥田さんが個別に指導しながら彫っていく。印石には価格も安くて彫りやすい青田(せいでん)を使用。和気あいあいとしたムードの中、参加者は約3時間をかけて絵はんこを完成させた。

今回初めて絵はんこを作成した40代男性会社員は「すごく楽しくて時間が経つのも忘れてしまったぐらい。次回もぜひ参加したい」、30代女性は「次回は時間をかけて図案を考えたい」などと話していた。

 奥田さんは1989年、木版で年賀状を作ったときに「はんこがあったらいいな」と思い、「たまたま自宅にあった印石をカッターで削ってみたところうまい具合にでき、そこから本屋で立ち読みをしながら独学で彫り始めた」という。奥田さんの作品は口コミで広がり、店舗向けやお祝いなど、依頼された絵はんこは100を超える。

 また、奥田さんは自宅でひょうたんの栽培も行っており、できたひょうたんで楽器を作り演奏する「ひょうたんオーケストラプロジェクト」も今年再発足。「各地で参加してみたいという人が結構いるので、ワークショップなどを行い広めていきたい」と話している。2008年3月には、兵庫・伊丹で、ひょうたんで笛を作るワークショップの開催も予定している。

 フレイムハウスの営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時(月曜~金曜)、バータイム=18時~24時(月曜~土曜)。日曜定休。

ひょうたん日記 扇久のblogアンソリットギャルリー&カフェバー フレイムハウス

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