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天神橋筋商店街各店舗に募金箱配布-関西の大学生がチーム発足

募金箱にラベルを貼り各店舗に設置を依頼した

募金箱にラベルを貼り各店舗に設置を依頼した

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 関西在住の大学生による関西学生震災支援チームが3月18日、天神橋筋商店街「天三おかげ館」(大阪市北区天神橋3)で募金箱を作り、商店街内の店舗に設置を呼びかけた。

募金箱にラベルを貼る学生

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 関西大学商学部4年生の高橋幸介さんが代表を務め、関西大学、立命館大学、大阪芸術大学、神戸学院大学の学生7人がコアメンバーとして活動する同チーム。日頃はそれぞれ別の団体に属しているが、「ここは関西の学生が一つになって支援しよう」とチームを発足した。

 高橋さんらは「今は関心が高く街頭募金をしている学生も多いが、中・長期的に考えた時、参加する学生が少なくなることも考えられる。日本一長い商店街に募金箱を設置することで長期的に続けられるのではと思った」とし、昨年天満天神梅酒大会の学生スタッフとして参加した際に知り合った天神橋筋商店連合会の土居年樹会長に申し出たところ、「ちょうど募金箱を設置しようと思っていた」と話が進んだ。

 18日には、商店街が用意した貯金箱250個に「東日本大震災救援募金 天神橋筋商店連合会」と書かれた用紙を学生らが貼り、同商店街1~3丁目の各店に配布。設置を呼びかけた。

 22日13時30分ごろからは、商店街内の「天三おかげ館」、「関西大学リサーチアトリエ」、南森町駅付近、大阪天満宮付近で学生らが街頭募金活動を行う予定。同チームは約350人が登録しているメーリングリストを使い参加者を呼びかけるといい、「別で募金活動をしている学生とも協力し合えれば」と話す。今月中は街頭募金も続ける予定で、今後は京橋や梅田でも募金箱の設置をしていきたいと意欲をみせる。

 高橋さんは言葉を詰まらせながら、「被災した人もしていない人も、いろいろなところで支援活動をしている。今が一番苦しい時だが希望を捨てないで生き抜いてほしい」とメッセージを送る。街頭募金と設置した募金箱に集まった義援金は、同商店街から北区役所を通じ日本赤十字社に寄付される。

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