株式会社コウズ(本社:大阪府大阪市西区、以下「コウズ」)は、鹿児島県奄美市(市長:安田壮平 以下、「奄美市」)が新設した「地域情報化アドバイザー(DXアドバイザー)」に、代表取締役 浜野耕一が就任したことをお知らせします。
浜野耕一は、AIやデータ活用を通じた自治体や企業支援の経験をもとに、地元企業向けのDX推進を主な支援分野とし、奄美市内事業者のデジタル活用を支援してまいります。

奄美市では、デジタル技術を活用した奄美市の地域課題の解決や、住民の利便性向上、行政サービス の効率化を図るため、専門的知見を有する外部人材を「地域情報化アドバイザー(DXアドバイザー)」として初めて委嘱しました。
このDXアドバイザーは、奄美市のCIO補佐官(最高情報統括責任者補佐官)という位置付けも兼ね、市全体のデジタル化戦略を支援する役割を担います。
今回は5名に委嘱状が交付され、庁内・地域全般のデジタル活用、AIの活用、住民向けや教育分野でのDX推進など、それぞれの専門性を活かした支援が行われます。
浜野耕一はその一員として、特に「地元企業向けのDX推進」を主な支援分野とし、奄美市内事業者の課題に寄り添いながら、デジタル技術を活用した経営改善や業務効率化を後押ししていきます。
株式会社コウズは、ICTやAIの活用による課題解決と持続可能な地域づくりを目指し、自社のDX推進ノウハウとIT技術を活かした伴走支援を展開しています。企業の業務効率化や自治体の情報発信力向上を支援し、地域特性を踏まえたデジタル活用の取り組みを通じて、住民サービスの質的向上や経済活力の創出に取り組んできました。
奄美市におけるコウズのこれまでの主な取り組みは以下の通りです。
- 2017年:浜野耕一が観光で初来島し、地域課題について地元関係者と意見交換を実施。その課題意識をきっかけに、IT活用による地域課題解決への取り組みを本格化。
- 2018年:グループ会社「株式会社グローバライズコーポレーション」の本社を奄美市へ移転。奄美情報処理専門学校との教育支援・奨学金支援協定、奄美情報通信協同組合とのソフトウェア開発協定を締結し、地域のIT人材育成と雇用創出を本格推進。
- 2022年:奄美市と「AI実証実験連携協定」を締結し、全国自治体で初めて自治体ホームページにおける「Groweb!Ai」の導入実証を開始。閲覧者のニーズに合わせた情報発信を強化するため、申請支援に特化した特設サイトを制作し、公開後の申請数が174%増加するなど、実効性ある成果をあげています。
- 2024年10月:奄美支社を設立し、奄美市と立地協定を締結。DX支援や雇用創出を進める地域基盤を整備。
こうした取り組みを通じて、AIを活用した行政サービスの利便性向上や、IT教育支援による次世代デジタル人材の育成、フリーランスやクリエイターの活躍機会創出、UIターン人材を対象とした起業家誘致ツアーなど、「人づくり」と「しごとづくり」の両面から地域経済の持続的な発展を支援しています。
2025年7月17日(木)、奄美市役所 名瀬総合支所4階 市長応接室にて「奄美市 DXアドバイザー委嘱状交付式」が実施され、浜野耕一を含む5名が正式に委嘱されました。
当日は委嘱状交付、記念撮影、DXアドバイザー挨拶、市長挨拶などが行われ、今後の支援の方向性について意見交換を行いました。

左から、川口弘行氏(オンライン参加) / コウズ 代表取締役 浜野耕一 / 勝眞一郎氏 / 奄美市長 安田壮平氏 / 陳内裕樹氏 / 奄美市副市長 諏訪哲郎氏 / 小出泰久氏は欠席
奄美市長 安田壮平氏のコメント
奄美市では、行政サービスの向上と地域課題解決のため、DXを重要な施策として進めています。このたびDXアドバイザーとして浜野耕一氏をお迎えし、行政のデジタル化はもちろん、地域企業のDX支援や人材育成を含めた取組を進めてまいります。浜野氏の知見を活用させていただき、地域の皆様とともに魅力あるまちづくりを目指してまいります。
コウズ 代表取締役 浜野耕一のコメント
このたびは、DXアドバイザーという光栄な機会をいただき、誠にありがとうございます。私たちはこれまで、AIやデータを活用した企業・自治体支援を通じて、地域課題の解決と持続可能なまちづくりに取り組んでまいりました。奄美市においても、2017年の初来島以来、IT人材の育成、AIの実証実験、情報発信の支援、そして奄美支社の設立など、地域の皆さまとともに多くの活動を積み重ねてまいりました。 今回のDXアドバイザーとしての委嘱を受け、これまでの取組を一層深化させるとともに、奄美市と地元企業の皆さまとの橋渡し役として、行政と民間が一体となったDX推進に尽力してまいります。 世界自然遺産に登録された豊かな自然と、受け継がれてきた伝統文化を有する奄美市。その唯一無二の価値を次世代へとつなぐためにも、デジタルの力を活かし、より便利で持続可能な地域社会をともに築いてまいります。

浜野 耕一(はまの こういち)
株式会社コウズ 代表取締役
株式会社グローバライズコーポレーション 代表取締役
総務省地域力創造アドバイザー
鹿児島県企業誘致サポーター
奄美情報処理専門学校講師 など
▼略歴
2000年建築設計事務所を起業。建築業界からIT業界へ転進して、2006年株式会社コウズを設立。自らの経験を活かしIT活用を推進するためのWebサイト制作、マーケティング、運用、保守まで一貫したWebサービスを通じて、多くの企業のサポートを手掛ける。現在は、主に大阪と奄美群島・富山県の三拠点で活動し、奄美大島にも生活拠点を置きながら、大阪とのニ拠点生活を基盤に全国各地の企業や自治体を訪問し、自社のDX推進ノウハウとIT技術を活かし、自社の地方拠点の活用を通じて、鹿児島県奄美市や徳之島町など、全国の自治体と連携しながら、地域課題の解決と持続可能なまちづくりの支援に取り組んでいる。
・2022年 大阪市産業局主催ビジコンOSAKA Renovator大賞受賞
・2024年 総務省地域力創造アドバイザー、鹿児島県企業誘致サポーター就任
・2025年 富山県舟橋村デジタル広報アドバイザー就任
著書:「デジタル音痴の経営者でも作れる業績を上げるホームページ」(幻冬舎)


奄美市は、奄美大島の約4割を占める広大な面積を有し、中核都市としての機能を持つ名瀬地区、緑豊かな森林と清流が広がる住用地区、広い農地と美しい海岸線を有する笠利地区で構成されています。
豊かな亜熱帯照葉樹林や広大なマングローブの森など、多様な自然環境を有し、特別天然記念物アマミノクロウサギをはじめとする貴重な動植物の生息地として世界的に重要な地域です。その生物多様性が評価され、令和3年には「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に登録されました。
また、島唄や八月踊りなど、地域に根付いた伝統文化や、各地に残る史跡・建造物など、有形無形の文化財も数多く受け継がれています。
奄美市では、こうした豊かな自然環境と伝統文化、地域の精神を大切にし、「自然・ひと・文化が共につくるきょらの郷(しま)」をめざして、持続可能なまちづくりに取り組んでいます。
奄美市公式ホームページはこちら →
https://www.city.amami.lg.jp/
株式会社コウズは、Webソリューションサービス「Groweb!」を展開し、アクセス解析・分析レポート「Groweb! Report」やWebサイト制作サービス「Groweb! Factory」「Groweb! Maker」、ホームぺージ保守管理代行サービス「Groweb! Manager」など、Webサイト制作から運用・マーケティングに至るまで、お客さまの抱える課題をWebで解決するサービスを提供しています。昨今では、AIを活用した新たなソリューションやDX推進、地方自治体との地方創生への連携事業にも取り組んでいます。詳細については、
https://kous.co.jp/ ご覧ください。
▼株式会社コウズ 会社概要
会社名 :株式会社コウズ
所在地 :
大阪府大阪市西区西本町1-8-14 SEKONビル4F(本社)
鹿児島県奄美市笠利町万屋1249番地2 ICTプラザかさり3号室(支社)
代表者 :代表取締役 浜野 耕一
設立 :2006年3月
事業内容:Webマーケティング、Webサイト制作・運用、コンサルティング、AI事業、DX推進、地方創生事業
関係会社:株式会社グローバライズコーポレーション(鹿児島県奄美市)、株式会社パーク(富山県富山市)