プレスリリース

【脱炭素】インドでのエネルギー事業拡大! 世界最大の人口を抱えるインドで、大阪ガスが再生可能エネルギー事業に参画

リリース発行企業:Daigasグループ

情報提供:

 
 大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)は、Daigasグループとして初めて、インドでの再生可能エネルギー(以下「再エネ」)事業に参画します。
 大阪ガスは子会社であるOSAKA GAS SINGAPORE PTE. LTD.(社長:辻村 秀臣)を通じて、商業および工業需要家向け再エネ供給事業において、インドにおけるリーディングカンパニーであるCleanMax Enviro Energy Solutions(以下「CleanMax社」)と、株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)と共に取り組みます。
 すでに参画済みの都市ガス事業と併せて、インドでのエネルギー事業をさらに拡大すると共に、インドの経済成長と脱炭素推進に貢献します。

Clean Max社が運営中の再エネ


インド再エネ事業参画の背景 ~日本企業が変える、「エネルギー大国インド」への挑戦~
 大阪ガスがインドに参画する背景には、同国の急速な成長と大規模なエネルギー転換の推進があります。インドは2023年に中国を抜き、14億人を超える世界最大の人口を有する国となりました。日本の約9倍にあたる約330万km?の国土を持ち、GDPは世界5位という巨大な経済規模を誇っています。
 インド政府は積極的な再エネ導入政策を掲げており、「2030年までに非化石燃料による発電容量500GWを目指すこと、2030年までにエネルギー需要の50%を再エネで賄うこと、2070年までにカーボンニュートラルを目指すこと」を宣言しています。同時に、2030年までに一次エネルギー消費における天然ガスの比率を現在の6%から15%に引き上げる目標を設定し、政府主導でインド全土における事業権の入札を通じた都市ガスの普及促進も進めています。





 「Make in India」政策のもと製造業が急成長する中、インドのエネルギー需要は急増しており、深刻な大気汚染問題への対応も急務となっています。このような環境・エネルギー転換期にあるインド市場において、大阪ガスは現地の有力パートナーとの協業を通じて、専門知識と技術を活かしたビジネス展開を進めています。

大阪ガスのインド再エネ事業概要
 大阪ガスは、インドで新たに再エネ事業に参入するため、再エネ分野で強みを持つCleanMax社と共に、新会社CleanMax Osaka Gas Renewable Energy Pvt. Ltd.(CORE)を設立します。この新会社COREは、Clean Max社が保有する再エネアセットの一部を譲り受けると共に、新たなアセット開発を行い、3年後には合計約400MWの再エネアセットを保有予定です。
 再エネ発電所で生み出されたエネルギーは、コーポレートPPAの仕組みを活用して販売します。この方式では、発電した電力を設置場所とは異なる需要場所へ供給することが可能となり、顧客の脱炭素化に効果的に貢献できます。大阪ガスは日本とインドで培ってきた専門知識と技術を活かし、顧客獲得支援などを通じて事業価値を高めていきます。



大阪ガスがインドにおいて目指す姿
 将来的には、Clean Max社とは今回の協業をきっかけに再エネ事業の拡大に加え、将来的なグリーン水素やe-メタン等の新エネルギーの可能性など、更なる協業深化を検討してまいります。



 Daigasグループは、中期経営計画2026「Connecting Ambitious Dreams」において、成長市場のアジアで事業展開を加速していくという方針を掲げています。エネルギーインフラや再エネの開発を通じ、アジア諸国の経済発展とエネルギーの低・脱炭素化に貢献してまいります。

大阪ガスが推進するインドでの都市ガス事業
 大阪ガスは、2021年に日本企業として初めてインドでの都市ガス事業に参入し、事業拡大を続けています。 
 インド政府は、経済成長に伴うエネルギー需要増大と低炭素化・大気汚染対策として、都市ガスインフラ整備による天然ガス自動車(以下「CNG車」)の普及などにより、天然ガスの利用拡大を推進。天然ガス自動車への燃料補給を行う天然ガススタンド(CNGスタンド)は、2020年から2024年にかけて約5,000箇所増加しており、天然ガス需要の約70%を占める交通用需要の取り込みが重要となります。



都市ガスを利用するお客さま

 大阪ガスは、事業エリア内で都市ガスの調達、貯蔵、供給、販売までを一貫して行う事業モデルを構築しています。交通用を中心に、工業用、家庭用、業務用の需要に対して、パイプラインとLNG・CNGローリーを組み合わせてガス供給を行っています。インフラ整備と需要開発を進め、2030年に当社国内ガス販売量*1の半分超の規模(約35億m3)への拡大を目指しています。
*1 :2023年度の当社連結ガス販売量(45MJ/m3)は、約66億m3

インドで展開するCNGステーション






■会社概要
企業名   :大阪ガス株式会社
本社所在地 :大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号
代表    :代表取締役社長 藤原 正隆
設立日   :1897年4月10日
事業概要  :ガスの製造・販売、電力の発電・販売 等
WEBサイト:https://www.osakagas.co.jp/




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