阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)3階イベントスペースに2月9日、ファッション専門学校「エスモード ジャポン大阪校」(西区北堀江)の学生が商品の企画、製作から販売までを手掛ける「ESMOD JAPON × HANKYU UMEDA SELECT SHOP」が登場した。
同校の産学協同プロジェクトとなる同企画は今年で4年目。総合学科、留学学科の2年生40人を中心に、企画・立案からマーケットリサーチ、商品デザイン、縫製、売り場企画、販売まですべてのプロセスを経験することを目的に行う。今年はアートディレクターに元ルイ・ヴィトンデザイナーのヴィルジニー・ルフェーブルさんを迎え、今年のテーマ「GARDEN」をもとに商品を製作した。販売する商品は、ドレス、スカート、ブラウス、ジャケット、アクセサリーなど約300点。
同プロジェクトでは1月20日、同校でバイヤーとアートディレクターによる商品最終チェックが行われ、縫製や仕上げなどの品質チェックや販売価格が妥当かなどを確認。27日には同店の販売担当者が同校に出向き、販売研修も行った。
同校広報担当の加藤暢子さんは「今年の商品は色が明るく鮮やか。レース使いなどディテールにこだわっている」と話す。「昨年よりデザイン性が高くなっているので、おしゃれな人、こだわりのある人に来てもらいたい」とも。
ブラウス、トレンチコート、アクセサリーを手掛けた2年生の喜多若菜さんは「普段は一般の人が着る服と違うものを作っているので、『リアルクローズ』『売れるもの』を意識して製作した。特に針の太さや糸の縫い違いがないよう、縫製に気を付けた」と話す。「自分が付けた価格より売値を結構下げられた」というが、「自分のいいと思ったものをかわいいといってもらえたので自信になった」と笑顔で話す。
営業時間は、日曜~火曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時。今月15日まで。