「ホワイティうめだ」サウスモール(大阪市北区曽根崎)に1月8日、ユアンソープのアンテナショップが期間限定でオープンした。
ユアンソープは、台湾・台北の陽明山国家公園の中にある自家農園で育てた無農薬天然ハーブから作るナチュラルソープ。台湾で医療と薬草の専門家を家系にもつデザイナーの阿原(ユアン)さんが、敏感肌のため自身で作っていたせっけんを近所で配ったところ評判が良かったため、2005年に会社を設立し商品化した。手作りでハーブを育て、収穫、製造、包装まで全ての工程を手作りで行うという。
台湾では約250店舗が扱う同商品。台湾にある日本の百貨店でも扱いがあり、日本での展開を考えていたところ、ボタンやベルトなどの服飾付属品の製造販売を手がけるルックウェル(天王寺区)からコンタクトがあり、日本総代理店の契約をした。国内では2010年から百貨店の催事やコーナーでの販売を行い、梅田周辺では梅田ロフト(茶屋町)、キデイランド大阪梅田店(阪急三番街)で常設販売する。
商品は「できるだけ自然に近い形のもの、土に還っても害もなく、なるべくシンプルなもの」をコンセプトに、化学薬品を使わず天然素材のみで製造。ハーブの栄養分を壊さないよう、機械は使わず加熱しないコールドプロセス製法で作るため、商品の完成まで約2カ月を要する。「ユアンさんは、生産効率よりも体に良いソープを作ることにこだわっている」とルックウェル ヘルスケア事業部部長の湯川泰行さん。
同ショップで扱うせっけんは12種で、日本では「ハトムギ+リョクトウ」「ヨモギ」(以上100グラム1,180円)、「ハイビスカス」(同1,280円)の人気が高いという。店頭では肌質や肌トラブルに合わせ商品のアドバイスを行うが、「香りで選ぶ人も結構いらっしゃる」とも。せっけん以外にもスカルプシャンプー(250ミリリットル=2,100円~)も販売し、無料のギフトボックスも用意する。
営業時間は10時~21時。今月31日まで。