大阪市営地下鉄駅構内の売店などを経営する大阪メトロサービス（大阪市西区）は11月29日、地下鉄四つ橋線の西梅田駅構内に、メーンターゲットを女性とする雑貨店「KiTTo（キット）西梅田店」をオープンする。運営は近鉄（大阪市天王寺区）に委託。

　これまで「KiTTo」は2000年9月のあべの橋店（阿倍野区阿倍野筋）の1号店をはじめ、上本町店（天王寺区上本町）、近鉄奈良駅店（奈良市）、近鉄京都駅店（京都市）、地下鉄京都駅店（京都市）と、近鉄が出店・運営を手掛けてきた。大阪メトロサービスの出店は、地下鉄なんば駅店（中央区難波）に続き2店舗目となる。また、近鉄沿線を中心に出店を行なってきたが、梅田周辺へは初の出店。

　「西梅田駅の乗降者数が1日約8万人のほか、JR大阪駅、阪神梅田駅が近隣にあり通行量が多く、『ヒルトン』『ハービス』といったファッション性の高い店舗が集積している一方で、周辺で働く女性の出勤途中での日用品を求めるニーズに応える店舗が少なく、ポテンシャルが高いと見込んだため」（近鉄流通事業本部）、西梅田への出店を決めた。「KiTTo」は「『きっと、明日は…』など、新しいことを提案し、トレンド発信の場所を目指す意味を込めた」（同）という。

　西梅田店の店舗面積は19.8坪。「ヘルス＆ビューティー」をキーワードに、「通勤途中のOL、20歳～30歳代の都会で働く女性をコアターゲットに、プランドコスメなどの化粧品類やファッション雑貨、ステーショナリーなどを取りそろえるほか、米飯類、飲料、スイーツなど手軽にご利用いただける食料品など」（同）を取り扱う。

　同社担当者は「今後も店舗を増やしていければ」と話す。営業時間は7時～22時。

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