ラマダホテル大阪(大阪市北区豊崎3、TEL 06-6372-8181)ロビーに11月19日、巨大な「お菓子のおうち」が初登場した。
2年前から若手アーティスト支援に力を入れ、さまざまな取り組みを企画する同ホテル。今回は、産学協同教育システムの一環として積極的に企業からの課題に挑戦する「キャリナリー製菓調理大阪校」(福島区)に依頼し実現した。デザインは同校1年生25人の中から、森田秀美さんの作品が選ばれた。
「お菓子のおうち」は、高さ2.5メートル、幅3.6メートル、奥行き2.7メートル。「かくれんぼ」をテーマにした森田さんのデザインには秘密の扉や鍵などがちりばめられ、クッキー、マカロン、チョコレートなどすべて本物の菓子を使い製作し、ホテルロビーには甘い香りが漂っている。完成までに約1カ月間を要した。
「描いた絵通りにかたどるのが大変だった」と話す森田さん。「思っていたより大きかったので、パーツの製作が大変だった」と振り返る。「欠けたり割れたりもしたので、レンガ部分のクッキーだけでも2,500枚ぐらい焼いた」とも。
設置初日に行われた完成式では、同ホテルと親交のある大阪府立中津支援学校の生徒2人が最後のピースをはめ完成。森田さんは「思い通りに仕上がってうれしい。RAMADAの文字を探してほしい」とほほ笑む。
お菓子のおうちでは、クリスマスケーキやクッキー、チョコレートなどを販売。時期に応じて商品を入れ替えていく。販売時間は11時~20時(12月23日~25日は21時まで)。展示は2011年2月14日まで。