ヒルトン大阪(大阪市北区梅田1、TEL 06-6347-7111)ロビーに11月14日、クリスマスのヨーロッパをイメージした巨大鉄道ジオラマ「ヒルトン・クリスマス・トレイン」と、新調した高さ8メートルのクリスマスツリーが登場した。
ジオラマの展示は昨年より開催するチャリティーイベント。地元企業60数社と団体などから協賛金を募り、ジオラマの制作費の残りは、さまざまな事情で親と離れて生活する135人の子どもが暮らす児童養護施設「博愛社」(淀川区)に寄付した。昨年は200万円、今年は300万円を寄付し、施設建て替えの費用に充てられるという。チャリティーはヒルトン名古屋(名古屋市中区)、ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市)でも実施する。
今年は縦9.6メートル、横4.2メートル、総面積40平方メートルと昨年より一回り大きくなったジオラマ。冬のヨーロッパをイメージした街並みにはドイツ「レーマン社」のGゲージの列車模型が走り、昨年のものをベースに信号機や鉄橋、車両などを追加し改良した。
今年4月にミッフィールームを販売開始した同ホテルでは、来年が卯年(うさぎどし)ということもありジオラマ内にいくつかのミッフィーの人形を設置。人形を探してその個数を用紙で応募すると、正解者の中から抽選でミッフィールーム宿泊券やミッフィーオリジナルディナー券が当たる企画も用意する。
今年は館内に高さ8メートルのクリスマスツリーも新調し設置。「お客さまからの要望もあった」というツリーは、吹き抜けを生かした高さのあるもので、赤いリボン、オーナメント、LED約6,000個を装飾。「天気の悪い日でも屋内で楽しんでいただける」(広報部の古澤亜樹子さん)。館内の随所にはサンタクロースの人形をちりばめ、「楽しい雰囲気を演出している」と話す。クリスマス装飾は12月25日まで。
ロビー内には本物のお菓子を使った「ジンジャーブレッドハウス」も設置し、「クリスマストレインケーキ」「幸せの黄色いブッシュドノエル」(以上4,000円)などのクリスマスケーキや、「ジンジャーブレッドハウス」(3,500円~)などのスイーツ、クリスマスグッズを販売する。ケーキは各80個限定で、12月1日から受け取りが可能。
クリスマストレインの展示は2011年1月7日まで。