淀川河川敷で8月7日、大阪の夏の風物詩「第22回なにわ淀川花火大会」が開催され、梅田周辺にも多くの人が繰り出した。
淀川区・十三の地域住民らにより、手作りの花火大会として1989年に始まった「平成淀川花火大会」。2006年からは大阪府や市などオール大阪が後援し、名称も現在の「なにわ淀川花火大会」に改めた。当日は、淀川上の打ち上げ場所となった淀川鉄橋から国道2号線間の河川敷に観覧席を設け、観覧船も出した。
梅田スカイビルの空中庭園展望台では当日、3部入れ替え制の特別営業で対応。以前は通常営業をしていたが、目前で花火が見られることから花火大会当日の混雑状況が年々激化し、早くから場所取りに訪れた人が体調を悪くするなど問題が多かったことから、「せっかくの好ロケーションなので人数を限定し、快適に楽しんでいただきたい」と2008年より入れ替え制を導入した。
入場券は、空中庭園・サマーパスポートの先行販売購入者や、梅田スカイビル39階の中国料理「燦宮」、スカイラウンジ「スターダスト」利用客から抽選で招待したり、同施設のモバイルサイトの会員を対象に抽選販売したりするなどで700人に限定。入場券を手にした観覧者は19時前に入場。展望台40階や屋上で約1時間の花火を楽しみ、フィナーレでは歓声とともに拍手が沸き起こった。
今年、別の花火会場にも行ったという男性は「前に行ったところは人も多く暑かった。ここは涼しくてゆっくり花火が見られて良かった」と満足そうな笑みを浮かべた。