阪急東通商店街の飲食店オーナーらで構成する「『ええやんか』東通笑店会」主催の「第2回七夕物語」が7月4日、始まった。
同会は、「東通商店街に活気を取り戻そう」と若手飲食店オーナーを中心とした約20人が集まり昨年6月に結成。七夕イベントや夏祭りなどの手作りイベント、周辺の清掃活動などを行ってきた。
昨年の七夕イベントは結成直後の開催だったこともあり協力店は少なかったが、今年は約100店が参加。6月下旬から来店客に約2万枚の短冊を配布し、ササ飾りを制作した。回収した短冊は竹ザサ200本に飾り付け、4日に商店街界隈のアーケード支柱に取り付けた。「東通商店街が竹の並木道になるので、ぜひ来てもらいたい」と呼びかけ、期間中7,000~1万人の集客を見込む。
同会会長で「Bar XACARA」オーナーの北川英二さんは、「1軒目に使う店が増えると商店街にとっていいが、今は2軒目利用の店が多い。いい商店街にしないと人気店が出店してくれず盛り上がらないし、空き店舗も増えた」と危機感を募らせ、同会を立ち上げ活動してきた。結成からの1年間を振り返り、「昨年はまちおこしと言われてもピンと来ていない人が多かったが、1年たって商店街の状況がさらに悪くなり実感が沸いたという人が多く、今年は協力店舗が増えた」と話す。
七夕イベントを通じて、「隣近所の店があいさつをするようになった。参加店はまだ少ないが、イベントを通じて街全体がそうなってくれれば」と期待を寄せる。「自分たちが活動することにより、悪質なキャッチやたばこのポイ捨てが無くなるのでは」とイベント中は見回りや清掃活動も強化し、快適で安全な商店街作りを目指す。
竹ザサの設置は今月7日まで。8日早朝に撤去する。