「フェスタアート大阪」始まる-西天満・北船場のギャラリー22店が協力

プレイベントでのクロストークの様子。右から芸術評論家の加藤義夫さん、アーティストの濱田弘明さん、富田菜摘さん、渡邉順子さん

プレイベントでのクロストークの様子。右から芸術評論家の加藤義夫さん、アーティストの濱田弘明さん、富田菜摘さん、渡邉順子さん

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 大阪・西天満、肥後橋、淀屋橋、北浜のギャラリー22店が協力し、それぞれの得意分野を生かした展覧会を同時期に開催するイベント「Festart Osaka(フェスタアート大阪)2010」が4月12日、始まった。

プレイベント会場の様子

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 フェスタアートは、「Festa(祭)」「Start(始)」「Art(美術)」の3語を組み合わせた造語。「これから大阪で美術の祭りが始まります」の意味を込め、大阪のアート界を活性する目的で昨年から始まった。昨年の開催時には「入りにくかったギャラリーにも気軽に立寄ることができた」と普段よりも多くの来店客があったという。開催エリアには日本画、洋画、工芸、現代美術などさまざまなジャンルのギャラリーが点在し、参加ギャラリーは昨年より8店増えた。

 開催に先立ち、同9日には大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島)に関係者や参加アーティストら約60人が集まりプレイベントが開かれた。芸術評論家の加藤義夫さんと若手アーティスト3人のクロストークでは「アーティストがギャラリーに望むこと」などの意見が交わされた。

 「大阪は歴史的にも美術に造詣が深い土地にもかかわらず、東京や名古屋に比べてアートイベントが少ない。ギャラリーが頑張っても他の地域から見える動きがなかった」という同実行委員会の福住伸一郎さん。「1日でいろんなジャンルの美術が見られるので便利でお得。多くのギャラリーを回って楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。

 期間中、各ギャラリーでは展覧会を行うほかアーティストによるギャラリートークやパーティーイベントなどを開く。

 開催は今月24日まで。

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