まち歩き「大阪あそ歩」に新コース-中之島、北新地など3コース追加

昨年秋実施時の様子

昨年秋実施時の様子

  • 0

  •  

 4月10日から大阪市内各所で開催されるまち歩きイベント「大阪あそ歩(ぼ)’10春」に、中之島、堂島・北新地、梅田を歩くコースが新たに加えられた。

[広告]

 「大阪あそ歩」は2008年10月、大阪市、大阪商工会議所、大阪観光コンベンション協会などにより発足した「大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会」が運営する、まち歩き・まち遊び企画の総称。昨年秋に実施したまち歩きは68コースで日本一のコース数に、今年はさらに拡大して、105コースのまち歩きを実施する。コースは「地元の大阪あそ歩ガイドのみなさんと一緒に、実際にロケハンでまちを歩いて作っている」(大阪あそ歩アシスタントプロデューサーの陸奥賢さん)という。

 広域梅田圏では、新たに中之島、堂島・北新地、梅田の3コースが追加。中之島では「これぞ浪華八百八橋!中之島名橋コレクション~過去と現在を繋ぐ歴史の架け橋たち~」を6月6日に実施。京阪電車「中之島駅」~天神橋間の橋めぐりコースで、橋にまつわる物語を語りながら回るコース。

 堂島・北新地エリアでは、「恋風の身で、北新地蜆川跡を辿(たど)れば~この世の名残、夜も名残。死に往く身をたとふれば~」を今月22日に開催。1697年に米市場が堂島に移され日本経済の中心地となり、現在はバーやクラブなど飲食店が約3,000店密集する遊興街となった北新地周辺と、近松門左衛門の「曽根崎心中」でお初と徳兵衛が心中した「露天神社」を歩く。

 梅田の中心部では、「梅田すてんしょ」に陸蒸気がやってきた!明治7年(1874)5月11日から始まった~」を5月31日に開催。開業当時、「梅田ステーション」「梅田すてんしょ」などと呼ばれていた現大阪駅周辺と梅田の地下街を回るコースで、陸蒸気の時代から北ヤード開発までを語るという。

 まち遊びでは、「大阪ものがたりシリーズ(2)『曽根崎心中』~この日こそお初徳兵衛~」を5月20日に実施。1703年に庶民の間で一大ブームとなった「曽根崎心中」で、お初と徳兵衛が曽根崎の露天神の森で心中を果たした日に、露天神で2人のめい福を祈る。出入橋西に位置する浄祐寺からお初天神まで、語り・解説付きのコース。

 所要時間は各2~3時間。参加費は、中之島、堂島・北新地、梅田のまち歩きコース=1,000円、5月20日のまち遊び=2,000円。各コースとも事前予約が必要。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース