今年の「梅酒日本一」は「子宝 大吟醸梅酒」-山形県・盾の川酒造

優勝した銘柄「子宝 大吟醸梅酒」には「天下御免」の称号が贈られた。写真は盾の川酒造の佐藤淳平社長

優勝した銘柄「子宝 大吟醸梅酒」には「天下御免」の称号が贈られた。写真は盾の川酒造の佐藤淳平社長

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 大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)で開催されていた梅酒のコンテスト「天満天神梅酒大会2010」の最終審査で2月28日、「日本一の梅酒」に盾の川酒造(山形県酒田市)の「子宝 大吟醸梅酒」が選ばれ、表彰式が行われた。

「子宝 大吟醸梅酒」のラベル

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 同15日~21日に日本各地のから集まった242銘柄の一般試飲投票が行われ、4回目となる今年は過去最多の4,791人が来場。約1万9,000票のうち、得票数上位12銘柄をソムリエなどの専門家ら14人がブラインドテイスティングで最終審査を行った。

 大吟醸をベースに使った同銘柄について「酒販店や農家のためになればと2年半前から梅酒を作り始めた」と佐藤淳平社長。「蔵人(くらびと)や杜氏をはじめ、大勢の人に支えられて受賞できた」と喜んだ。審査委員長でソムリエの古川豊明さんは「さわやかな味」「バランスの素晴らしさ」を評価した。同銘柄の販売価格は720ミリリットルで3,150円。

 以下、2位(同率で2銘柄)=「十年熟成梅酒 聖」(群馬県渋川市、聖酒造)、「鶴梅 完熟にごり」(和歌山県海南市、平和酒造)、3位=「小鼓 泡梅上(ほうばいしゃん)」(兵庫県丹波市、西山酒造場)。一般投票で最多数獲得の「鶴梅 完熟にごり」には特別賞として大阪府知事賞、ラベルデザインの人気投票1位の「百年梅酒プレミアム」(茨城県水戸市、明利酒類)には大阪市長賞が贈られた。

 天神橋1丁目の飲食店の自家製梅酒の味や提供方法などを競う「U-1グランプリ」では「創味酒房 月 GA-TSU(ガツ)」(天神橋1、06-6352-5589)が優勝し、「梅酒達人」の称号が贈られた。同店店主は「家庭で味わえる昔ながらの梅酒ができたと思う。今後も続き、商店街の活性化につながれば」とコメントした。

 各賞受賞者には副賞として、「梅酒の飲み方として人気が高いオン・ザ・ロックで楽しむのに最適なグラス」として考案された梅酒専用グラス「梅酒道」(6,300円)が贈呈された。

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