ホテルで戦国武将の古文書巡り-「安土桃山時代」テーマに宿泊プラン

1階メインロビー前に展示する美術陶板壁画「南蛮屏風図」

1階メインロビー前に展示する美術陶板壁画「南蛮屏風図」

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 ウェスティンホテル大阪(大阪市北区大淀中1、TEL 06-6440-1111)は11月27日より、戦国武将の古文書巡りと歴史名所探訪をセットにした宿泊プラン「~戦国絵巻~大阪冬の陣」を販売している。

徳川家康が関ヶ原の戦いの1カ月前に書いた手紙

 1993年の開業以来、安土桃山時代の華やかさをデザインコンセプトに取り入れる同ホテル。ホテル内には当時の美術品や資料を展示しており、同プランではホテルスタッフが解説しながら案内する。1階ロビーには、同ホテルのシンボルとなる美術陶板壁画「南蛮屏風図」を展示。神戸市立美術館に所蔵されている狩野内膳作の「南蛮屏風図」を原画に6枚の陶板で再現した作品で、17世紀初頭の桃山時代の南蛮船が入港してくる様子などが描かれている。

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 ヒノキ風呂を備えた和室スイートや茶室がある7階エレベーターホールには、頼山陽が感じた加藤清正、小早川隆景、福島正則、中川清秀、伊達政宗、黒田孝高を詠った「詠史絶句六曲屏風」を飾る。26階エレベーターホール前には豊臣秀吉の「朱印状」も展示。秀吉が天下統一を成し遂げ朝鮮に出兵していたころの手紙で、中川平右衛門にあてたものだという。

 同フロアエグゼクティブラウンジ内には、織田信長直筆と見られる「和歌打雲入短冊」を展示。信長の創作ではなく新古今和歌集の中にある春の歌で、「逢坂山を歩いて新古今和歌集を思い出して桜の花を詠んだもの。非道なイメージがあるが、意外な一面が見える」(同ホテル広報の栗山和子さん)。同ラウンジ内には、徳川家康が関ヶ原の戦いの1カ月前に書いた手紙も展示。1600年8月に家康が送った90通の手紙の中の1通で、同じ東軍の細川忠興と加藤嘉明にあてたものだという。

 同プラン「桃山」(1人13,000円~)には、大阪の歴史名所を探訪できるようオリジナルガイドブックと大阪市内の電車やバスで使える「大阪周遊パス」の特典が付く。ガイドブックには、冬の陣では家康、夏の陣では幸村の本陣となった「茶臼山」や、幸村の最期の地「安居神社」、秀吉、秀頼、淀殿らが千利休と茶会を催した「玉造稲荷神社」、秀吉が築いた「大阪城」などの名所と、周辺の飲食店情報を掲載。「安土」(1日1組限定、1人3万3,000円~)では、ハイヤーでガイドブック掲載地を巡ることができる。

 お土産のスイーツも安土桃山にちなんだもので、「安土」には「安土ロールケーキ」、「桃山」には「武将フィナンシェ」が特典として付く。武将フィナンシェは真田幸村、伊達政宗、直江兼続からパッケージを選ぶことができる。