大阪市内を流れる土佐堀川で「中之島水上ビアガーデン」（大阪市中央区北浜4、TEL 06-6599-9600）が開催されている。

中之島水上ビアガーデンのスタッフ

　今月22日から始まる大阪の川を全国にPRする「イベント水都大阪2009」を支援するために、水都ルネサンス大阪実行委員会が主催。運営は、イベントの企画運営を手掛けるプランクと、飲食店を運営するマックススーパーダイニング、飲食店の炭火焼肉道頓堀みつる、道頓堀今井の4社が行う。

　会場は、砂利などを運搬する平らな形の台船を左岸に係留して利用。人工芝などで養生した上に約100席を設け、板でつないだキッチン･ドリンクスペースも小型の台船を使用している。船上には4×2.8メートルのスクリーンも設置し「プロ野球中継の阪神･巨人戦など、状況に応じて上映していく」（店長の田村元晴さん）。

　利用客について、田村さんは「平日は周辺のオフィスに勤務するサラリーマンでにぎわい、土曜･日曜は比較的空いている。外国人観光客も多い」と話す。「周辺はビジネス街のため帰宅ラッシュのピークを過ぎたら静かな雰囲気になる。ビルの間を抜ける風と川からの風がとても涼しい」とも。

　料金は1人＝3,000円で、飲み放題90分と食事券1,500円が付く。飲み放題延長は60分＝1,000円。フード類は、前金での支払いの際に渡されるコイン（1枚＝300円分）で精算し、追加購入もできる。メニューは、山かけそば（コイン3枚）、なんこつの唐揚（同2枚）、枝豆（同1枚）など。団体客（30人以上）には、120分飲み放題で大皿料理を提供するパーティープランも用意。21時以降はショットバー形式で運営する。

　田村さんは「京都の川床料理のように大阪でも川のイメージが定着すれば」と期待を寄せ、「来年以降も続けていき、民間の力で大阪の観光をもっと盛り上げていきたい」と話す。

　営業時間は17時～23時。雨天休業。9月30日まで。