茶屋町高架下の雑貨店で「箱展」-使えそうで使えない箱の彫刻

過去の「箱展」の様子

過去の「箱展」の様子

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 阪急電車高架下の雑貨販売とアートスペース「ほなな」(大阪市北区芝田町1、TEL 080-6138-1132)で7月17日~19日、彫刻家・松原義明さんの個展「箱展」が開催される。

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 松原さんは1967(昭和42)年大阪府生まれで、京都精華大学美術学部造形学科卒業。在学中の1989年に西宮市展で入賞し、その後もグループ展や個展などを開催。1996年の姫路市展 市長賞や北陸中日美術展入賞などの受賞歴を持つ。2005年には阪急百貨店阪急うめだ本店(北区角田町)の1階コンコースショーウインドーで作品を展示した。

 作品は、木やブリキなどの素材をオイルステン(油性の着色剤)などの塗料で重ね塗りし、削る作業を繰り返し「箱」の形に仕上げた彫刻が中心。同展では新作3~4点、過去の作品4点とドローイングを展示する。

 松原さんの作品のコンセプトは「期待を裏切ること」。「箱」である見た目を裏切り、そのほとんどが使うことを目的にしていない。同店オーナーの亀山さんは作品の魅力について「使えそうで使えないのが彼らしい。ドン・キホーテのようにユーモラスでどこか変」と話す。「見ているうちに箱が人にも見えてくるのが不思議」とも。

 営業時間は12時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。18日・19日は松原さんも在廊する。

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