ANAクラウンプラザホテル大阪（大阪市北区堂島浜1、TEL 06-6347-1112）のレストラン「ザ･ダイニング」は4月1日から、「なにわの伝統野菜」を中心に大阪産の野菜を使用したコース料理の提供を始める。

「なにわ伝統野菜」を使ったメニューの一例（関連画像）

　「なにわの伝統野菜」は、100年以上前から大阪で栽培されてきた地場野菜で、2005年からは大阪府や大阪市が認証制度を設け、普及活動をはじめとした生産復興の取り組みを行っている。

　同レストランのコンセプトは「美しく、美味（おい）しく、心と体にやさしさを」。「生クリームやバターなどの使用を極力控えている。特に野菜にはこだわっている点が伝統野菜とも合い、生産復興活動に賛同した」（同ホテル広報担当者）ことから今回のメニューを取り入れた。「安定した食材調達と、野菜そのものにほかの地域産との区別がつきにくいため、メニューではその特徴を生かす表現に苦労した」（同）。

　ランチメニュー（3,000円）は「大阪野菜のピンチョス」「泉州水茄子と初がつお」「新（若）牛蒡スープと豆乳プリン」「季節野菜のデザート」などのコースで、メーンは「新玉葱とホロホロ鳥ソテーと甘いソース春野菜添え」。ディナーメニュー（7,000円）は、スープが「えんどう豆 スープとトリュフ風味のフラン」に、メーンが「新玉葱 三種類の味わいと牛フィレ肉」に変わる。レストラン内の個室「シェフズテーブル」（個室料別途5,000円）では、シェフが目の前で調理を行う。

　同メニューの提供期間は8月までを予定。営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～22時（平日）、17時～22時（土曜･日曜･祝日）。月曜定休（祝日を除く）。