映画「フィッシュストーリー」-舞台あいさつに中村義洋監督、伊藤淳史さん

舞台あいさつに登場した伊藤淳史さん(左)と中村義洋監督

舞台あいさつに登場した伊藤淳史さん(左)と中村義洋監督

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 シネ・リーブル梅田(大阪市北区大淀中1、TEL 06-6440-5930)で3月21日、公開中の映画「フィッシュストーリー」の舞台あいさつが行われ、中村義洋監督と主演の伊藤淳史さんが登場した。

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 作品は、伊坂幸太郎さんの同名小説を中村義洋監督が映画化したもので、全く接点のない4つの時代のストーリーが、売れないパンクバンド「逆鱗(げきりん)」が最後のレコーディングで歌った曲「FISH STORY」を通じてつながりを持ち、地球滅亡の危機を救うストーリー。「逆鱗」のリーダーでベース役に伊藤淳史さん、ボーカルに高良健吾さん、1982年のエピソードに登場する気の弱い大学生役に濱田岳さん、2009年、シージャックに巻き込まれた女子高生役に多部未華子さん、コックに森山未來さん、2つの時代に登場する大森南朋さんらが出演。物語の中核を担う曲「FISH STORY」は斉藤和義さんが書き下ろし、エンディングテーマ曲も担当している。

 伊藤さんは「『味穂』に行って、たこ焼きとどて焼きを食べた。とても歓迎されて体中触られました。最高でした」と前日夜の大阪での体験を話した。話が「FISH STORY」の曲について変わると、中村監督は「何回聞いても飽きない。くどいぐらいかかるので覚えちゃう」、伊藤さんは「監督やスタッフにある程度弾けたらあとは吹き替えでと言われていたが、練習していたら自分たちの音で全部したくなった」といい、2カ月半の時間をもらってバンド活動をしていたと話した。中村監督も「初めのときは下手だった。撮影の1週間ぐらい前に別人になった。やれちゃった」と上達ぶりを明かし、ボーカルの高良さんについても「ある日ボーカルの声がスタジオの外に聞こえてきて、誰か代わりを呼んだと思った」とも。

 最後に伊藤さんは「人と人とのつながり、きずな、奇跡。小さなことでも将来を変えてしまうようなことが日常にあふれていると気付いてもらうきっかけになる作品になれば」といい、中村監督は「オチには自信がある。楽しんでいってほしい」と締めくくった。

 シネ・リーブル梅田、京都シネマ、シネ・リーブル神戸ほか全国で公開中。

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