「鉄道模型フェスティバル2024」が7月24日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階催場で始まった。
毎年夏休みに開催し、家族連れや鉄道ファンを中心に人気を集める同イベント。16回目となる今回は、約1000両の鉄道模型を使い、阪急、阪神、京阪、南海、JR西日本など関西の鉄道会社の駅や沿線を再現したジオラマ展示のほか、運転体験イベントなどを展開する。
会場には10以上のブースを設置。目玉は、駅の屋根を貫いてクスノキが生えている「服部天神駅」や1号線がない「淡路駅」など阪急沿線の「不思議な」7駅のジオラマ。ユーチューバーで「プロプラレーラー」として活動する松岡純正さんが鉄道玩具「プラレール」で関西の鉄道沿線を再現したジオラマも用意。鉄道模型ブランド「トミックス」が手がける全長約30メートルのジオラマやジオラマ作家・川上哲生さんが伏見や宇治など京阪沿線の街並みを再現した円形ジオラマ「盆ラマ」なども展示する。
来場者自らリモコンを操作し、「ドクターイエロー」や「阪急6330系」などを走らせる「HOゲージジオラマ運転体験」や、実際の運転台を再現した機械で運転を体験してもらう「鉄道シミュレーター体験」など、来場者参加型イベントも実施。物販コーナーでは、阪急電車のデザインを施したリュック(3,871円)や時計(2,501円)、エコバッグ(1,650円)などグッズのほか、「大阪メトロ66系 更新車 ホームドア車番」(4万4,000円)や「阪急8000系 8000編成 登場時仕様」(8万4,700円)などNゲージの鉄道模型も販売する。
同店広報担当者の米田進悟さんは「自宅では再現が難しい大きなジオラマを複数用意している。子どもから大人まで幅広い層に楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=1,200円、小・中学生=600円(未就学児無料)。8月5日まで。