JR大阪駅前の再開発事業「うめきた2期(グラングリーン大阪)」(大阪市北区大深町)で5月29日、先行まちびらき100日前記念イベントが行われた。
物流拠点「梅田北ヤード」跡地に、「公園の中にまちをつくる」という構想で開発を進め、ホテルやオフィス、商業施設、住宅などを整備する同事業。まちの中心に位置する「うめきた公園」が敷地面積約9万1000平方メートルのうち半分を占める。
9月6日の先行まちびらき100日前となる5月29日、吉村洋文大阪府知事や横山英幸大阪市長らが記念イベントに参加し、近隣の幼稚園児ら25人と公園内で記念植樹を行った。初めてうめきた公園を訪れたという吉村知事は「大阪都心のど真ん中に本物の緑がある。大都心の公園を作り、緑を中心にしたまちづくりをし、ここが大阪・西日本の中心の拠点となることを期待している」と話す。
当日は、同じく9月6日にオープンする建築家ユニット「SANAA(サナア)」が手がける2連のカーブした大屋根が特徴のイベントスペースや芝生広場のほか、建築家の安藤忠雄さんが設計・監修するミュージアム「VS.(ヴイエス)」、公園内に設置するパブリックアートなどを報道陣にお披露目した。