「咲くやこの花賞」-将来の大阪文化を担う受賞者、5部門で決まる

上方舞とジャズピアノがコラボレーションが見どころのステージ

上方舞とジャズピアノがコラボレーションが見どころのステージ

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 芸術活動を通じて大阪文化に貢献した人材に対し大阪市が贈呈する「咲くやこの花賞」の2008年度の受賞者が決定した。同賞は、将来の大阪文化を担うおおむね40歳以下の個人・団体に対し一層の期待を込めて贈られるもので、5部門を対象としている。

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 今年度の受賞者は、美術部門=パラモデル(林泰彦さんと中野祐介さんのユニット、現代美術)、音楽部門=松本薫平さん(テノール)、演劇・舞踊部門=豊澤雛文(ひなふみ)さん(女義太夫)、大衆芸能部門=桂まん我さん(落語)、文芸その他部門=津村記久子さん(小説)。

 2月には大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島)で、贈呈式と過去の受賞者らのコラボレーション公演「咲くやこの花コレクションvol.2 ~古典とジャズの貴公子たち~」を開催する。公演では、能楽「蘆刈(あしかり)」の居囃子(いばやし)上演のほか、松永貴志さん(2003年度受賞)のジャズピアノ演奏と山村若隼紀さん(2007年度受賞)の上方舞がコラボレーションする。

 広報担当者は「『蘆刈』は、記念式典にもふさわしい演目。世界デビューも果たし活躍中のジャズピアニスト松永さんと、『女舞』を得意とする貴重な若手舞踊家の山村さんの、意外性のある組み合わせも見どころ」と話す。  

 贈呈式は2月14日14時~。入場料は1,000円(全席自由席)。チケットの問い合わせは大阪城ホール文化振興部(TEL 06-4792-2061、受け付け=平日9時30分~17時)まで。

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