「服を売らない」アパレル店「CLOSETtoCLOSET」が3月27日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)2階に期間限定でオープンした。
2019年10月、古着好きの代表・沙友里さんが立ち上げたアパレルブランド「energy closet(エナジークローゼット)」が運営する同店。不要になった大人用の服3着(水着や下着、靴や靴下、子ども服は不可)を持参すると、店内に並ぶ古着を3着まで持ち帰ることができる。沙友里さんは「『くたくたになった古着』に出合う場所が少なく、たくさん廃棄されている現状を知ったことがきっかけ」と話す。東京都内のレンタルスペースで毎月第1日曜に開催するほか、各地の百貨店で期間限定店として出店。大阪での出店は、2022年の阪急うめだ本店以来2回目となる。
店内の古着は、順次入れ替えながら、取り組みに賛同した阪神梅田本店スタッフから募ったものを含め約400着が並ぶ。色やレディース、メンズなどのカテゴリーで分けずに並べることで、今まで着なかったジャンルの服を見る機会を創出するという。
店外のアップサイクルショップ「upHAND(アップハンド)」では、これまで集まった古着の中で着られなくなったものを使いハンドメードで作った、服やぬいぐるみ、バッグなどを販売する(事前予約不要)。
沙友里さんは「さまざまな服が並んでいるので、自分だけのお気に入りの一着を宝探し感覚で見つけてもらうのも楽しみ方の一つ。古着になじみがない人にも訪れてもらい、新しいファッションと出合うきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場料は3,300円。要予約(各回60分制)。4月2日まで。