夜間診療の精神科「OWL(アウル)クリニック」が9月1日、大阪駅前第1ビル(大阪市北区梅田1)地下1階に開院した。
2014(平成26)年7月、大阪・アメリカ村の雑居ビルの1室で開業した同クリニック。より利便性の高い場所で多くの患者を受け入れるため、大阪・梅田に移転し開院した。車いすやベビーカーを利用する患者がいたことから、院内はバリアフリー化し、面積は開業当初の約3倍となる13坪に拡大した。
院長を務める片上徹也さんは、昼間は八尾徳洲会病院で精神科医医長として働きながら、夜間は同クリニックで診療を行う。同クリニックでは、不安やストレスなどによる気分障がい、ギャンブルやアルコールの依存症の治療・診療などを行う。開業後、「仕事が遅くなっても通院できる、夜しか開かない精神科」として、20代を中心に関東や九州地方など遠方からの患者も来院した。
移転について「5年ほど前から幅広い年齢層が来院できるような場所を探しており、目立たずひっそりとした地下というところが移転先にぴったりだと思った。『働く人の心のよりどころ』になれば」と片上さん。「夏休み明けの今、つらい気持ちになる人もいると思う。眠れなくなったりしたときは、気軽に来院してもらえたら」とも。
診察時間は19時~23時。