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阪神梅田本店で高知の魅力発信イベント 牧野博士の植物標本展示も

「久礼大正町市場」内にある「田中鮮魚店」の田中隆博社長

「久礼大正町市場」内にある「田中鮮魚店」の田中隆博社長

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 高知の魅力発信イベント「高知フードトリップ&牧野博士のボタニカルワールド」が6月21日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)1階「食祭テラス」で始まった。

開催初日に行われた鏡開きの様子

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 高知県が2021年3月から、関西の経済活力を呼び込み、高知の経済発展につなげようと取り組む「関西・高知経済連携強化戦略」の一環。会場は、高知グルメを集めた「高知フードトリップ」と展示エリア「牧野博士のボタニカルワールド」の2カ所で展開する。

 「高知フードトリップ」には、グルメ、スイーツ、日本酒など約5店が出店する。漁師町の中土佐町久礼にある「久礼大正町市場(くれたいしょうまちいちば)」の「田中鮮魚店」はイートインコーナーで、土佐久礼で水揚げされたカツオのたたき丼(タレ・塩、各950円)や、日本酒「久礼 純米酒」(1杯300円)などを販売する。このほか、国産栗を使ったモンブラン「くりどけ」(1,404円)、佐川町産の米粉を使ったバウムクーヘン「ごちそうバウムSOFT(プレーン)」(1,620円)なども販売する。

 高知県アンテナショップ「まるごと高知」は、「土佐鶴 純米大吟醸(だいぎんじょう)」、「酔鯨(すいげい) 特別純米酒」など17酒蔵の日本酒をはじめ、「the groceries shop Loka(ザ グローサリーショップ ローカ)」は、そうだがつおの削り節(50グラム・700円)、瓶詰めの土佐にんにくみそ(500円)、土佐文旦(ぶんたん)マーマレード(500円)など高知県産の商品を販売する。

 「牧野博士のボタニカルワールド」は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルで、高知県出身の植物学者・牧野富太郎を紹介する。牧野が描いた植物図と植物標本約10点や牧野の人生をたどる年表パネルなどを展示する。

 開催初日は鏡開きを行い、来場者にたる酒を振る舞った。高知県大阪事務所の岡田忠明所長は「高知の自然豊かな中で育った農産物・水産物をぎゅっと詰め込んだ内容になっている。高知県に足を運ぶきっかけになれば」と話す。

 営業時間は10時~20時。今月26日まで。

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