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阪急うめだ本店でジミー大西さん、画業30周年記念個展 「これが最後の個展」

「POP OUT」オープン前内覧会に出席したジミー大西さん

「POP OUT」オープン前内覧会に出席したジミー大西さん

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 お笑い芸人・ジミー大西さんの個展「POP OUT」が6月14日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階「阪急うめだギャラリー」で始まった。

大阪会場が初披露になる作品「百獣の王」

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 ジミーさんは、1992(平成3)年のテレビ番組をきっかけに画家としての活動を始めた。昨年4月、画業30周年を記念して開催している同展は、東京会場を皮切りに1年かけて静岡・沖縄・北海道など全国10カ所を巡回。大阪会場が最終となる。タイトルの「POP OUT」は、英語で「はみ出す」という意味で、ジミーさんが芸術家・岡本太郎さんからもらった「キャンパスから、はみ出しなさい」というアドバイスにちなんで名付けた。会場を制作年代ごとに「デビュー~初期作品」「芸能活動を休業~スペイン移住期」「多様な創作活動の展開期」「世界中を放浪~マルタ島移住期」「創作活動の再開~現在まで」の5つに分け、作品約100点を展示する。

 作品は、ジミーさんがスペイン・バルセロナに3年半移住した時期に、ジミーさんが付き人として務めたことがある明石家さんまさんが現地を訪ねてくれた時の思い出を描いた「バルサ」や、マンションのエントランスの噴水として飾られたカラフルなワニの立体作品「ワニくん」、ジミーさんにとって「『POP OUT』の守り神」という七福神を描いた「宝」など。トラのひげやたてがみに糸と木を使い、平面と立体を組み合わせた新しい技法で制作したという新作「百獣の王」は今回が初披露となる。

 物販コーナーにはオリジナルグッズを用意。いずれも作品をプリントしたTシャツ(4,300円)や、マグカップ(2,000円)、クリアファイル(500円)のほか、立体作品「ワニくん」をモチーフにした箸置き(2個セット、6,050円)などをそろえる。

 ジミーさんは「400点ほどある作品から100点を選んだ。ジミーの半生を集約した個展で、30年の反省も込めた。これが最後の個展になると思う。『生ジミー』はこれで終わり。次やるとしたら追悼展になる」と話した。会場内の特設アトリエ「ジミーの部屋」に在廊中は作品を制作するという。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場料は、一般=1,200円、大学・高校・中学生=1,000円、小学生以下無料。今月26日まで。

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