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JR大阪駅西「JPタワー」に新劇場「SkyシアターMBS」 来年3月開業へ

新劇場「SkyシアターMBS」発表記者会見

新劇場「SkyシアターMBS」発表記者会見

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 旧大阪中央郵便局跡地に建設中の大型複合ビル「JPタワー大阪」(大阪市北区梅田3)に来年3月、開業する新劇場の名称が「SkyシアターMBS」に決まった。

こけら落とし公演について語る藤原竜也さん

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 MBSメディアホールディングス(大阪市北区)、MBSライブエンターテインメント(同)、毎日放送(同)が4月5日、発表した。

 1985(昭和60)年の「キャッツ・シアター」開業以降、「堂島MBS劇場」「シアターBRAVA!」などの劇場運営に携わってきたMBSグループが新たにオープンする同劇場。名称は、大阪創業のソフトウエア開発会社「Sky」(東京都港区)とのネーミングライツ契約を経て命名した。

 同ビル5~8階の西側に位置し、6階がエントランスとなる。劇場内は二層式で、客席は1289席。オーケストラピットや、脇花道などを備える。座り疲れないようクッションを工夫した座席、使い勝手のいい舞台裏の動線設計、女性トイレの数を男性の2倍設置するなど、これまでの劇場運営を生かす。

 3月下旬のこけら落とし公演は、俳優の藤原竜也さん主演の舞台「中村仲蔵」。階級制度の厳しい江戸時代の歌舞伎界で、裸一貫から大スターへ登り詰めた初代・中村仲蔵を描く。会見に出席した藤原さんは「新しい小屋(劇場)でこけら落としを任せてもらえるのは、非常に貴重な経験。演劇を若者に広めたい」と意気込む。

 4月上旬にはブロードウェイミュージカル「カム フロム アウェイ」、4月中旬にはシェイクスピア作の悲劇「リア王」、7月下旬には「こまつ座」による舞台「母と暮せば」など、演劇、音楽ライブ、落語の公演を予定している。

 MBSメディアホールディングスの高山将行社長は「MBSグループはメディア企業。コンテンツの制作や発信にこだわり続けているが、地域のにぎわい創出もメディアの役割だと考えている。来場客や出演者、スタッフがワクワク感に包まれ、にぎわいを生み出す存在になれたら」と話す。

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