長崎・五島列島のスイーツや食品を集めた催事「ごとうのまんま」が9月28日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)地下1階「ツリーテラス」で始まった。
五島列島は、中通島や久賀島、福江島など約140の島から成る長崎県の離島で、一部は西海国立公園に指定されている。同店フードマーケティング部の清金翔史さんによると、同催事は、人口減少や島民の高齢化が進み島内だけでは近年、産業が成り立たなくなってきていることを受け、より多くの人に五島の魅力を知ってもらおうと企画したという。イモやつばき油などの特産品やスイーツなど約80種類の商品を販売する。
販売する商品は、つばき油を生地に練り込んだ「五島うどん」や有機栽培の安納芋を使うというモンブラン仕立てのロールケーキ「金の芋リッチ」(1,728円)、にがりを使わずに海水で固める「潮とうふ」(281円)など。ソーラーパネルで発電した電力で作る「海水塩 五島灘のめぐみ」(648円)や島で取れた魚を「五島つばき酵母」とこうじで発酵させた魚しょう(918円)などの調味料も販売する。
清金さんは「10月から放送開始のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の舞台にもなる五島列島のファンになってもらい、現地を訪れてもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~20時。10月4日まで。