抗ウイルス加工を施したアパレル雑貨ブランド「hugus(ハグアス)」が8月31日、ルクアイーレ(大阪市北区梅田3)4階伊勢丹クローゼット内に期間限定でオープンした。運営はコイズミクロージング(中央区)。
60年以上にわたりファッションブランド製品を受託製造する同社。新型コロナ禍をきっかけにファッションにも安全性が求められると考え2021年1月、「ウイルスから大切な人を守る」をコンセプトに抗菌防臭・抗ウイルス・抗アレル効果のあるアパレル製品を展開する「hugus」を立ち上げた。オンライン販売のほか、同年8月から関東や関西エリアでポップアップ店を展開。梅田には初出店となる。
医療現場の制服やカーテンなどに採用される抗ウイルス加工技術「CLECERA(クリセラ)」をアパレル製品に施す。「CLECERA」は、加工に薬剤を使わず、食品添加物として認定されている「銀」「ハイドロキシアパタイト」「酸化チタン」といった素材を組み合わせ、生地の表面に加工する。菌やウイルスなどを薬剤で滅菌するのではなく、生地に吸着させ二酸化炭素や水など無害な物質に分解するため、100回洗濯後も効果が持続するという。
店内には、近場の外出に着用できるルームウエアとおしゃれ着の中間着「ワンマイルウエア」などのレディースアパレル製品からマスクなどの雑貨まで47アイテムをそろえる。重ね着やアンダーウエアとして活用できる「フライス半袖Tシャツ」(5,290円)や取り外しできるフィルターが付いた「ヌーディーマスク フィルター付」(2,090円)、最高級糸「エンジェルスピン」で作った「泉州タオル」を使ったバスタオル(5,390円)などが並ぶ。
同社レディーストップスCLECERA事業の羽田武司さんは「機能性だけでなく、ファッションとして楽しめるようデザインや手触りについてもこだわった。ブランドの知名度や『CLECERA』の技術を広めていきたい」と話す。
営業時間は10時30分~20時30分。11月1日まで。