阪急電車が8月3日、「ミッフィー」とのコラボレーション企画を始めた。

「ミッフィー号」車体イメージ

　2020年に誕生65周年を迎えたオランダの絵本作家でグラフィックデザイナーの故ディック・ブルーナさんが描いた絵本の主人公「ミッフィー」と阪急電鉄（大阪市北区芝田1）、阪急阪神ホテルズ（同）、エキ・リテール・サービス阪急阪神（同）がコラボレーションする同企画。ミッフィーをイメージした限定フードや限定デザインで装飾した列車の運行を用意する。

　限定フードは15種類で、同グループ直営ホテルのレストランや駅チカ、駅ナカのカフェ17店舗で提供する。ホテル阪急レスパイア大阪（大深町1）は、ミッフィーの好物・ニンジンのピューレが入ったティラミスやミッフィー型のニンジンをのせるスモークサーモンのサラダのランチセット（2,500円）を用意。大阪新阪急ホテル（芝田1）では、ミッフィーとその友達・ボリスのクッキーをのせたフルーツパフェ（1,900円）をそろえる。

　ミッフィーとその仲間たちが阪急電車沿線の神戸や宝塚、京都を観光する様子を描いたラッピング列車「ミッフィー号」の運行も同日開始した。

　コラボフードを提供する阪急阪神ホテルズの営業企画部、田中雪子さんは「『ミッフィー』とのコラボレーションを望む声を阪急電車にたくさんもらった。同企画をきっかけに、ホテルにも足を運んでもらえれば」と話す。

　コラボフードの提供は、直営ホテル＝12月11日まで、駅ナカ・駅チカ店舗＝11月6日まで。「ミッフィー号」の運行は、来年3月30日まで。