梅田の「リプラスアカデミー」（大阪市北区梅田1）は4月24日、「社会人基礎力認定試験」を初開催する。

「社会人基礎力認定試験」の結果（サンプル）

　「社会人基礎力」は、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力と、それらに付随する12の能力要素で構成し、経済産業省が2006（平成18）年に提唱した。「職場や地域社会で多様な人々と仕事をするために必要な基礎的な力」と定義され、認定試験ではこれらの能力を数値やグラフで可視化することで、不足している能力を認識し、高めることを目指す。

　試験問題は、能力の有無を問う自己診断ではなく、職場で起こりうる事例に対して正しい対処法を選択肢から選ぶ。同社の会場かオンライン（Zoom）で受験でき、2時間で60問を回答する。対象年齢は18歳以上。結果は、100点満点の総合評価で「プラチナ」（80点以上）、「ゴールド」（70～79点）、「シルバー」（60～69点）、「ブロンズ」（59点以下）の4段階にランク付けした評価と、12の能力要素を多角形で表したグラフの2種類を提供する。

　熊本壮一郎社長は「人生100年時代に向け、社会人の学び直しが注目されている。スマートフォンで例えると、専門的なスキル（アプリ）をアップデートするために、土台となる社会人基礎力（OS）を身に付ける必要がある。就職、転職、昇進など次のステージに移行するタイミングで、「社会人基礎力認定試験」を受験し、自分自身を見つめ直す機会になれば」と話す。

　2015（平成27）年11月に設立した「リプラスアカデミー」（昨年11月にIRM協会から社名変更）は、社会人の学び直し「リカレント教育」をサポートする。20～40代をメインターゲットに社会人基礎力やコミュニケーション、金融など11学科175講座を用意する。

　受験料は3,300円。申し込み受付は4月21日まで。