恵方巻きの販売が2月3日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)で始まる。
節分にその年の恵方を向いて無言で願い事を思いながら食べると縁起がよいとされる恵方巻き。今年の恵方は「北北西」。季節の分かれ目に流れ込んでくる邪気を払うといい、一年の幸福や無病息災を願う。
今年は、地下1階の総菜売り場と和洋菓子売り場、地下2階の生鮮食品売り場の3カ所で、約100種類の恵方巻きを販売。「近江牛グランプリ」で初の2連覇を達成したという「近江亀井牛」のしぐれ煮を使う肉匠の「近江牛恵方巻(まき)」(1,080円)のほか、ごまの葉とチシャ菜、豚バラ肉を包んだサランバンの「ソウルキンパ」(1,500円)、エビとアボカド、クリームチーズに生野菜の千切りとにんじんのナムルを加え卵で巻いたRF1の「野菜を愉(たの)しむ海老(えび)とアボカドの福恵方巻」(1,296円)など、さまざまなジャンルの恵方巻きを展開する。
かなたに「開運恵方巻」(850円)は、「えべっさん」の愛称で親しまれている「今宮戎神社」(大阪府浪速区恵美須西1)で祈りを受けた米やのりなどの材料を使用。かなたにの「イタリアン恵方巻きのハーフセット」(1,080円)には、海鮮カルパッチョ巻きとミラノカツ巻きのハーフサイズ2つをセットする。勝福惣店「純但馬牛の高級恵方巻」(3,000円)は、国内では月に重さ80キロほどしか出回らないという純但馬牛の希少もも肉を使い同店限定の商品。ズワイガニ、エビなどを巻いたかに家「海鮮巻」(1,200円)などの海鮮巻きのほか、明石のりや淡路マスなど兵庫県の旧五カ国の素材を使いミシュランシェフの小笠原靖彦さんがプロデュースしたというラスイート」ラスイートミルフィーユ恵方巻」(2,160円)も用意する。
スイーツ系恵方巻きは、フルーツを生クリームと竹炭パウダー入りの生地で巻いたベビーモンシェール「幸せ丸かぶりロール(ハーフ)」(864円)などを提供する。
コロナ禍での初開催となった昨年は、無病息災を祈る目的や家で過ごす人が増えたことから売り場は盛況だったという。今年は売り場の混雑回避やフードロスを減らす目的でオンライン予約も受け付ける。予約販売限定の商品は、7種類の具材を巻いた太巻きにいくらを乗せた一口むろや「開運!特上恵方巻」(2,200円)や、とら年にちなんで「3年とらふぐ」を使う大水直売「3年とらふぐを使った恵方巻」(3,240円)などで、数量限定。予約は1月31日まで受け付ける。
同店広報の樋口陽子さんは「コロナウイルス感染拡大で落ち着かない状況が続くが、デパ地下の特性を生かして幅広いジャンルの恵方巻きを用意しているので、たくさん食べて節分を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~20時。