米時計ブランド「TIMEX(タイメックス)」の腕時計を販売する自販機が現在、梅田ロフト(大阪市北区茶屋町)1階の時計店「オンタイム」に期間限定で設置されている。
今年10月に発売したコカ・コーラとのコラボレーションウオッチを記念し、新型コロナ感染予防として非接触の販売ができると企画したもの。TIMEXを日本で販売するウエニ貿易(東京都台東区)の広報・佐藤智子さんによると、10月から約1カ月間、渋谷ロフトに初めて設置すると、「販売方法が面白い」と利用客にも好評で、目標の150%を売り上げたという。
自販機で販売するのは、1971年に放映されたコカ・コーラのCM「ヒルトップ」公開50周年を記念し、「平和」や「多様性」を訴えるCMをイメージしたグラフィックを文字盤に施したコラボ商品3種(1万2,100円~2万6,400円)と、来年3月発売予定の「TIMEX 80」の新作2種(各9,900円)の合計5種類。先行発売するのは、同ブランドの代表的なモデル「Classic Digital」のデジタル液晶の周りをピンクやオレンジで鮮やかにカラーリングしたもの。
レジで購入したコインを自販機に投入して、商品を選んでボタンを押すと飲料缶型の限定ケース「時計缶」に入った商品が出てくる。時計缶は購入後、自宅でディスプレー用ケースとしても利用できる。
オンタイムの金子広店長は「コロナの影響で来店客が減ったが、自販機を設置することで店ににぎわいができれば。12月はギフト需要で、一番時計が売れる時期。渋谷の2倍売りたい」と意気込む。
営業時間は11時~21時。自販機の設置は12月27日まで。