ジャズフェスティバル「Jazzcalabash(ジャズカラバッシュ)」が11月23日、梅田周辺7店舗のジャズライブハウスで開催される。
2017(平成29)年に会社員からピアニストに転向した永田有吾さんを発起人に新型コロナ禍で客足が減ったジャズライブハウスや出演の機会が減ったミュージシャンを盛り上げようと企画した同イベント。当初は5月23日に開催を予定していたが、4月に緊急事態宣言が発令されたため半年間延期になった。イベント名の「カラバッシュ=ひょうたん」には、大阪府章のモチーフになった豊臣秀吉の馬印の「ひょうたん」にちなんで名付けた。
参加者は、会場となる梅田周辺のジャズライブハウス7店舗で開催する合計32ステージを自由に見て回ることができる。1ステージ(40分~60分)ごとの完全入替制で、ドリンクかフードの注文が必要。各会場では、通常時の半分程度に座席数を減らし、SNSで空席状況をリアルタイムで発信する。
出演者は、MITCH ALL STARS(ミッチオールスターズ)やハードバップ研究会、溝口恵美子さん、大友孝彰さんなど関西を中心に活動するバンド31組、総勢82人のミュージシャン。会場は、「Mister Kelly’s(ミスターケリーズ)」(曾根崎新地2)「CRESCENT(クレッセント)」(同1)「PILE DRIVER(パイルドライバー)」(梅田1)「NEW SUNTORY 5(ニューサントリーファイブ)」(曾根崎2)「ROYAL HORSE(ロイヤルホース)」(兎我野町)「JAZZ ON TOP(ジャズオントップ)」(堂山町)「umeda ALWAYS(ウメダオールウェイズ)」(野崎町)の7店舗。
永田さんは「キタエリアでジャズフェスティバルを開催するのは初めの試み。ジャズは、格式が高い音楽と思われがちだが、実行委員会も出演者も30代がメインで、若い世代が作る新しいジャズフェスティバスとして企画した。若い世代がジャズを知ってもらう入り口になればと、22歳以下の入場料を低く設定した。老若男女問わずジャズを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
12時開演、21時終演予定(会場によって異なる)。入場料は、23歳以上=3,500円、22歳以下=2,000円。チケットは、「パスマーケット」または各会場で前売り券のみ販売(定員400人に達し次第販売終了、当日券の販売はなし)。未就学児入場不可。