日本全国の祭りのキャラクターを生み出すことで地域を盛り上げるプロジェクト「オマツリーズ」の第1弾として、大阪天満宮(大阪府大阪市)の「天神祭」が選ばれた。
全国の祭りをサポートしているオマツリジャパン(東京都渋谷区)と、エンターテインメント事業を展開するディー・エル・イー(千代田区)が7月19日に始動したプロジェクト「オマツリーズ」。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、日本全国の祭りが中止や規模縮小に追い込まれている背景から、「日本全国の祭りを象徴するキャラクターを制作し、祭りと地域の活性化に寄与したい」という両社の思いから始まった。制作されたキャラクターは、祭り主催団体による非営利広報目的の利用は無償とし、営利目的での利用で得られた利益の一部は、祭り主催団体に寄付をする循環型のモデルを構想しているという。
今回デザインを手掛けたのは、「秘密結社 鷹の爪」など人気のキャラクターデザインを多数手掛けるクリエーター・フロッグマンさんで、天神祭の渡御や踊りなどをモチーフにした全7種類のステッカーを用意した。
フロッグマンさんは「多くの祭りや神事が後継者不足のため断絶せざるを得ない今、この取り組みが地域を越えて支援するきっかけになれば」と話す。
価格は3枚1セット=400円(予定)。天神橋筋商店街の各店舗や、オマツリジャパンの公式ウェブショップなどで販売するほか、本来の天神祭の開催日である7月24日・25日に大阪天満宮で販売会を開く予定。