ウェブ面接用ブース「テレキューブ」が4月1日、ECCコンピュータ専門学校(大阪市北区中崎西2)4号館に設置された。
就職活動のオンライン化への対応策として、5台設置されたウェブ面接用ブース「テレキューブ」。これまで、オンライン選考に臨む学生向けに専用の部屋を用意する試みは行っていたものの、オンライン化に拍車が掛かり「学生のために、より集中できる環境を用意できれば」と導入を決めた。専門学校での導入は、今回が初めてとなる。
ブースには、専用のパソコン、カメラ、ライト、通信環境、アルコール消毒液を備える。事前予約を行えば在校生全員が使用可能で、利用者からは「遮音性に優れているので面接に集中できる」「自宅でのオンライン面接環境に不安があったので安心」といった声が寄せられているという。「中でも、学生の表情をより明るく見せるライトの導入は評判が良い」と進路指導課責任者リーダーの池田宗人さん。「学生の中には身なりに無頓着な子もいるため、備品の面でもできる限りのサポートをした」と胸を張る。4月1日に導入されて以来、1日に多くて10人の利用があるという。
池田さんは「学生が集中できる環境を整えているので、少しでも内定率が上がってくれたら」とほほ笑む。