現在建設中の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(大阪市北区梅田1)13階に2022年秋、医療フロアが開業する。
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は阪神梅田本店が入居する大阪神ビルディングと新阪急ビルの建て替えによって誕生する複合ビル。2021年秋に阪神梅田本店(地下2階~9階)が全面開業、2022年春にオフィスゾーン(11階~38階)、多目的ホールを設置するカンファレンスゾーン(11階)が開業する。
13階(1150平方メートル)に2022年秋、医療フロアを開設する。「兵庫医科大学 梅田健康医学クリニック」を中核施設に、専門外来や調剤薬局が入居する。同ビルを建設する阪神電気鉄道(福島区)、阪急電鉄(芝田1)、阪急阪神不動産(同)は、「ビルの付加価値をより高めるため」医療フロアの導入を決めたという。
「兵庫医科大学 梅田健康医学クリニック」は、人間ドックや企業健診などの予防医療に注力するほか、外来診療も行う。兵庫医科大学病院(西宮市)と連携し、予防から治療まで一貫した医療の提供を目指す。
12階にはビル内で働く人が食事や休憩、交流ができる専用フロア「WELLCO(ウェルコ)」を設置する。栄養士が監修する料理を提供するカフェやミーティングに利用できるラウンジ、シャワーやロッカーを完備したフィットネスジムなどを設ける。医療フロアとWELLCOが連携し、健診データに基づく食事や運動メニューの提供など、健康をサポートする仕組みを構築する予定。