個室型ワークブース「テレキューブ」が5月13日、JR大阪駅(大阪市北区梅田3)3階連絡橋上口改札外に設置された。
「テレキューブ」は、資料作成やメール、電話、ウェブ会議などができる個室型のワークブース。JR西日本グループが進めている、社会変容に対応した新しいライフスタイル「鉄道のある暮らし」の取り組みの一環として設置した。西日本旅客鉄道(大阪市北区)創造本部開発戦略グループ主査の井上隆志さんは「好きな時間に、好きな場所で働ける『第3の仕事場』として、快適なスペースを提供していく」と力を込める。
同社ではこれまで、JR高槻駅、JR尼崎駅、JR新大阪駅に「テレキューブ」を設置。「想定していた以上に稼働率が良い」(井上さん)という。JR大阪駅には3台を設置する。室内は、無料Wi-Fi、USB給電やコンセントが使えるほか、遮音性も高く、集中して作業に取り組める環境を整える。「お客さまが安心して利用できるように」と、40秒でブース内の空気が完全に入れ替わる24時間稼働の換気機能の搭載や、本体全面に「まるごと抗菌コーティング」を施工するなど、新型コロナウイルス感染症対策も行う。
利用にはテレキューブ公式ホームページで会員登録が必要。会員ページから、希望施設の利用開始時間と利用時間を入力して予約を行う。入室は、利用可能時間になると表示される画面から「入室」をタップして解錠する仕組み。利用料金は、15分=275円(5月31日までは15分=165円)。
ジェイアール西日本デイリーサービスネット(兵庫県尼崎市)駅編集事業本部企画開発グループ主事の吉田薫さんは「ビジネス利用だけでなく、読書や動画鑑賞など、お客さまのニーズに合わせて、さまざまな使い方ができるスペース。ぜひご利用いただければ」と呼び掛ける。