西梅田に3月22日、サンドイッチ専門店「EN-DRESS SANDWICH(エンドレスサンドイッチ)」(大阪市北区曽根崎新地2)がオープンした。運営はワールドマター(同)。
アジアの郷土料理を具材に挟んだベトナム名物「バインミー」やバーガー、コッペパンなど常時約15種類をそろえる。店長の川島洋さんはフィリピン人の母親を持つハーフで、料理が得意な母親が作るアジア料理に幼いころから慣れ親しんでいたという。店舗面積は約12坪。席数は、店内=4席、テラス席=7席。
メニュー名は、挟む具材にちなみアジア各国の都市名を付けた。バインミーは注文を受けてからできたてを提供する。フランスパンの一種で、生地の水分量が多い「リュスティック」にナンプラーを利かせた自家製の鶏ハムと鶏レバーペーストを挟んだ「ハノイ」(750円)、鶏を甘酸っぱく煮込んだフィリピンの郷土料理「アドボ」を挟んだ「マニラ」(800円)などを用意。
バーガーやコッペパンは、近隣の会社員や専門学生が、すぐに購入できるようレジ横に並べる。バーガーは全粒粉を使ったパンに、タイの郷土料理「ガパオライス」をアレンジし、ナンプラーやバジルを利かせた鶏ひき肉を挟む「バンコク」(450円)や週替わりのメニューも用意する。コッペパンは、八角が利いた煮汁で作った煮卵の卵サラダに、アクセントでザーサイを加えた「台北(タイペイ)」やゴマとオイスターソースで味付けたバンバンジー「成都(チェンドゥ)」(以上550円)など。
ドリンクは、「UCC上島珈琲(コーヒー)」(兵庫県神戸市)が「日本の軟水に合う」ように焙煎(ばいせん)したコーヒーブランド「Largo(ラルゴ)」の「ダークロースト」を使ったコーヒー(350円~)、自家製のジンジャーレモネードやアップルシナモンビネガーをアイスやホット、ソーダ割り(380円~)で提供するなど、20種類以上そろえる。月ごとに420円以下のドリンクが1日1杯飲めるサブスクリプション(月額3,960円)も用意。
川島さんは「店のコンセプトは『旅行気分も味わえるサンドイッチ・カフェ』。サンドイッチを通して、普段なじみの無い国の味を知る機会になれば。いつかは、アジアの国にも出店できれば」と意気込みを見せる。
営業時間は、平日=7時~18時、土曜=11時~20時。日曜・祝日定休。