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梅田で「マスク会食」対応続々 ホテルの新宴会プラン、マスクケース発売も

「ニューノーマル」形式での立食パーティープランのイメージ

「ニューノーマル」形式での立食パーティープランのイメージ

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 「ホテルグランヴィア大阪」(大阪市北区梅田3)は3月3日、会話・歓談時のマスク着用を前提とした「ニューノーマル」形式での立食パーティープランの販売を始めた。

「マスクポーテ」を利用した「マスク会食」のイメージ

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 同ホテルでは従来、各業種の説明会や講演会、歓送迎会、同窓会など年間4000件以上の宴会利用があり、会食を伴う利用の約7割が立食形式だった。新型コロナウイルスの感染拡大後は宴会件数が減少し、ウェブ会議など少人数での会議や、顔合わせなどの家族単位での利用が中心となっている。そこで昨年夏から「ウィズコロナ」を前提とした新形式での立食パーティープランの検討を開始、11月末の大阪府の「GoToトラベル」停止、年明けの緊急事態宣言の発令もあり、3月からの提供開始となった。

 宴会場内の全テーブルに抗ウイルス・抗菌コーティングを実施した飛沫(ひまつ)防止シールドを設置し、料理を個々盛りで提供するほか、厚生労働省が推奨する「マスク会食」を実現するため、食事をしながらの会話が可能な「ハンドマスク(手持ちマスク)」の提供、マナー遵守を呼び掛ける「エチケットリーダー」を配置する。そのほか、エレベータボタンやフロントカウンターも抗ウイルス・抗菌コーティングを施したという。利用料金は1人=9,000円(飲食代込み)。

 「ミルプロジェ」(北区梅田1)は2月、「マスク会食」に対応したマスクケース「マスクポーテ」の販売を始めた。学校や企業のパンフレットなどを制作する同社が、そのノウハウを生かした新商品開発ができないかと考えていたところ他社のマスクケースを目にし、もっと「衛生的」「スタイリッシュ」「楽しい」ものをと8カ月間かけて開発した。

 完成したマスクケース「マスクポーテ」は抗菌紙を使用した使い捨てタイプとし、マスク本体に触れることなくゴムをケースに引っ掛けて収納、そのまま2つ折りにできる。置き場所に困らないように折り畳んだまま自立するほか、そのままかばんなどに収納もできる。2つ折りにした状態でマスクケースを持つことで、「マスク会食」に対応したハンドマスクにもなる。ネットショップで販売するほか、企業のノベルティなどでの利用も想定する。

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