学生主導で手掛けるカフェ「カフェ・ラポール」が12月4日、ECC国際外語専門学校(大阪市北区中崎西2)にオープンする。
東日本大震災で被災した福島県の復興支援を目的に2012(平成24)年に初開催。同校のホテル学科生が主体となって、近隣に活動をPRする営業部や、資金を管理する経理部などに分かれ、約半年間かけて準備する。売り上げは福島県に全額寄付し、これまでに9000人の来店で645万円の寄付金が集まっている。
福島県産「ふじりんご」を使ったアップルティー(600円)のほか、今年はモモと牛乳を使ったシェーク(550円)を新しく用意する。大阪新阪急ホテル(北区芝田)やウエシマコーヒーフーズ(兵庫県神戸市)と連携し、ケーキやコーヒーも提供する。
10回目となる今年は新たに「人事部衛生管理課」を設置。4人態勢で消毒や換気、人数制限などを徹底して万全の感染症対策を講じる。10代目総支配人を務める三宅梨紗さんは「新型コロナウイルス感染症の影響で活動に大きく制限がかかったものの、多くの声援を頂いて開催にこぎ着けた。先代と関係者への感謝の気持ちを忘れず、福島県の力になりたい」と意気込む。
営業時間は11時~17時。今月6日まで。