梅田・茶屋町に屋外型テラスバー「STARBOARD（スターボード）」（大阪市北区茶屋町4、TEL 06-6136-5460）が11月4日、オープンした。

店名を冠したカクテル「STARBOARD」

　運営は、農業機械メーカー・ヤンマー（茶屋町1）の関連会社で、飲食店を展開する興亜（同）。グリルレストラン「con fuoco（コン・フォーコ）」のウエーティングバーだった屋外スペースを、「コロナ禍でも、換気のいい屋外空間で安心してお酒を楽しんでほしい」と、バーとして独立させた。店舗は屋外空間のみだが、天井と暖房を備えるため、雨天や冬場も利用できる。

　店名の「STARBOARD」は、ヨットの右側にあたる右舷を意味する。店内はヨットの船上をイメージし、浮き球やランプを飾る。30～40代をターゲットに、客単価は約3,000円。店舗面積は約24平方メートル。席数はカウンター6席、テーブル4席。

　ドリンクは、ウオッカをベースにピーチリキュールとグレープフルーツを加えたフルーティーな甘さで、店名を冠したカクテル「STARBOARD」（770円）や、冷凍させた有機栽培の国産レモンを皮ごとすりつぶしたピューレと、近隣のヤンマー本社ビル屋上にある「梅田養蜂場」をはじめ、大阪で採取した「大阪はちみつ」を加えたレモンサワー「Lemon Breeze（レモンブリーズ）」（990円）、ビール、ワインなど16種類をそろえる。

　フードは、揚げたチキンに辛みと酸味のあるソースを絡めた、米・ニューヨーク州バファローの伝統料理「Classic Buffalo Wing（クラシック バファロー ウィング）」（1,100円）や、大阪はちみつを添えた「四万十鶏レバーのパテ」（880円）、「Shrimp＆Chips（シュリンク＆チップス）」など、併設するレストランが提供する17種類のメニューを用意する。

　同社企画部の滝杏理さんは「冬の寒さを楽しんでほしい」と、皿に入れたブランデーに火を付けて、焼きマシュマロ体験ができる「季節のカクテルとマシュマロ焼きセット」（770円）を企画した。「HEP FIVEの観覧車も見える都会の屋外空間でくつろぎながら、気軽にアウトドア体験も楽しんでほしい」と呼び掛ける。

　営業時間は17時～23時。月曜・日曜定休。