東急不動産(東京都渋谷区)は7月28日、今秋に販売を始める分譲マンション「ブランズ大阪福島」(大阪市福島区福島8)について、在宅ワークを見据えたサービスを導入すると発表した。
コロナ禍によって働き方が変わる中、在宅ワークに対応したサービスを導入。宅配ボックスを全戸分用意し、スーパーマーケットチェーン大手「ライフ」(東京都中央区)と提携して食材のデリバリーにも対応するなど施設内で「食」と「住」を完結できる仕組みを整えた。ターゲットは単身の男女で、総戸数は83戸。広さは31平方メートルから。販売価格は未定。
購入者のオプションとして、リビングに接する寝室の壁を除き、コンパクトな半個室の寝室を設置するサービスを用意。余剰スペースを在宅勤務のためのワーキングスペースや、リフレッシュスペースなど、居住者が用途に応じて使い分けられる余地を残す。スポーツジムを運営するグループ会社と連携し、共用部にマシンバイクを備え付けたブースも設置。居住者はインストラクターのレッスンをオンラインで受けられる。
広報の林英樹さんは「ワーキングスペースを作ることで公私に区切りがつき、作業もはかどりやすい。在宅の生活を楽しんでもらえるのでは」と話す。販売は10月、入居開始は2021年9月を予定している。